2023.09.27-30 標高差2,721m 8

2023.09.28[Thu]
市頭《標高320.8m》…二本松/徒歩、2.7km

庄原市東城町福代にて
けた下制限高2.80M

市頭からまずは国道182号に出て、そこからはしばらくその国道沿いを歩く。交通量はさほど多くはないが、大型車が多く歩道がない箇所が大部分のため歩きにくい。2013年度までは新見市のバスが東城まで脚を伸ばしていたらしいが、利用率が低かったこと、および芸備線利用促進の観点からその後は運行されないままとなっているようだ*1。まあ、並行する芸備線の廃止問題がクローズアップされている現状では、鉄道が廃止されないかぎりバスが運行されることはないだろうと思うけど。

徐行を求める看板と歩道のない国道182号

ずっと国道に沿って歩いていてもつまらないし、近くのカーブで自動車が曲がり切れずに歩道側へ突っ込んだと思われる生々しい跡を見かけたこともあって、途中から旧備中故路(備中街道)を歩くことにした。旧道に入るとすぐに冒頭にあげた芸備線のカードをくぐり、鬱蒼とした森を抜けて二本松峠へたどり着く。かつては関所があったとのことで、今でも当時の雰囲気を感じられるような場所だった。

広島・岡山県境に復元された御境杭木
二本松峠(広島県側より)

あとはバス停に行くだけ、というタイミングで大粒の雨が降り始めて泡を食う。傘を出そうかどうしようか*2、取り急ぎバス停まではこのまま行こうか、と思いめぐらしながら速足で歩いていくと、バス停に着くころには雨は止んでいた。市頭からはだいたい40分ほどの道のりだった。

二本松バス停にて
岡山県カントリーサインと二本松バス停


*1:新見市地域公共交通会議 | 行政・議会 | 新見市 | 岡山県新見市 公式ホームページ」の「令和4年度 第3回 新見市地域公共交通会議議事録[pdf]」1ページより。なお、新見市の哲西地域(旧哲西町)では広島県の東城地域との結びつきが強く、「新見市地域公共交通計画[pdf]」の「公共交通に対する意見・要望」を見ると、他の地域にはない「東城への公共交通を運行してほしい」「JR芸備線を廃止しないでほしい」がトップ2となっているが(37ページ)、新見市のスタンスは「駅までは乗合タクシー、駅からはJRを利用して東城町へ移動するというような流れで移動していただきたい」(前述の議事録1ページ)とのこと。

*2:後で気づいたが、今回は傘を持ってきていなかった。もしこれが本降りになったら大変なことになった。