2024.02.08-09 departure

2024.02.09[Fri]
播州赤穂13:09→姫路13:40、JR赤穂線、¥7,150
姫路13:42→大阪14:43、新快速
大阪15:12→金沢17:55サンダーバード29号、¥1,210
金沢18:12→新高岡18:25はくたか574号、¥880
新高岡18:37→高岡18:40、JR城端線

駅に掲げられた「忠臣蔵」の書
播州赤穂駅の「忠臣蔵

帰りは新快速&サンダーバード北陸新幹線で。播州赤穂からはてっきり大阪まで1本で行けるものと思い込んでいたが、日中は姫路で乗り換えだった。大阪からはサンダーバードで金沢へ。敦賀到着直前、これから開業する新幹線駅の観光案内が車掌からあった。次に来るのは新幹線延伸前なのか後なのか。まだ決めあぐねているが、遅くとも3月中には路線バスの本数の多いところまでやっておきたいとは考えている。

金沢からは1駅だけ新幹線を利用して、サンダーバードに乗継割引を利かせる。そういえば乗継割引も敦賀延伸とともに廃止なんだっけ、なんて考え事をしていると、新高岡の駅で駐車券無料の書き込みをし忘れて改札を出てしまう*1。新高岡からは接続の良い城端線があったのでそれで高岡へと戻り、家へと帰った。

ちなみにバスの乗り継ぎ待ちの際に食べたカキオコは当たりを引いたらしく(熱が回る前に慌ててかき込んだせいだと思うけど)、回復まで2日ほどかかってしまった。


*1:駅員に申し出たら再入場できたので、事なきを得た。

2024.02.08-09 標高差2,721m 22

以前の「南から北へ」では岡山・兵庫県境を「ていじゅうろう」で越えたが*1、今回は徒歩で越境していく。

2024.02.09[Fri]
福浦峠《標高70.3m》…寺西/徒歩、1.1km

国道250号の県境表示
岡山・兵庫県

峠の直前までバスで来れたので、徒歩区間はほぼ下りとなり楽ちんだ。歩き始めるとすぐに県境が見え、あとはのんびりと国道を下っていく。歩道はないので少々怖い思いもしたが、それほど交通量も多くなく、また良い天気ということもあって楽しい散歩気分で脚を進められる。

田んぼの向こうに瀬戸内海と島が見える
赤穂市寺西付近から見えた海

峠を越えてから初めての分岐を右へ進み*2、その次の交差点をまた右に折れて、急な坂を下ってバス停へたどり着く。所要時間はのんびり歩いて15分、それでも次のバスまでは10分ほどの余裕があった。

2024.02.09[Fri]
古池(発)~寺西《標高6.1m》12:25→播州赤穂駅13:04~市民病院(行)
赤穂市 市内循環バス ゆらのすけ東西ルート、¥100、13.2km

寺西にて
赤穂市 市内循環バス 市民病院行

寺西からは赤穂市のバスに乗る。この路線は月・水・金のみの運行となっているので、それ以外の曜日は神姫バスがやってくるまで歩く必要がある。ちなみに今回は寺西から乗車したが、国道をそのまま下って行けばほぼ同じ徒歩距離で法光寺に着くので、道に自信がなさそうならそちらで乗り継ぐのも悪くない。長くバスに乗りたいがために、自分は寺西を選択しただけだ。

しばらくは乗客1人のままバスは進む。集落間は国道を快調に走るが、集落に着くとポンチョでも厳しそうに見える路地にまで入っていく。途中、すれ違いが厳しいにもかかわらず突っ込んでくるおばちゃんの軽自動車を巧みにかわしたりしつつバスは進んでいく。車体サイズに関係なく、狭隘路線を走るバスは大好物なので、高揚しながらの乗車だった。狭隘路線の走行もそうだが、小さい車体ということで高頻度の右左折や転回*3もある、なかなか楽しい路線だった。

天和荒神付近のバスルート

自分以外の利用者が初めてあったのは国道天和*4から。バス停1つ1つからの利用者は少ないが、それでも播州赤穂駅到着時点では6人になっていた。播州赤穂駅から先は次の機会になる。ここから先に進むバスが1日わずか1本で、20分ほど前に発車したばかりだからだ*5。幸い、接続のいい列車があるので、それを使って早々に赤穂を後にした。


標高差2,721m 2024/2/9のまとめ

日付 区間 路線バス 徒歩距離
乗車 運賃 走行距離
2023.08.26 [Sat] 道の駅笠岡ベイファーム → 笠岡駅 1回 ¥370 7.5km -
2023.09.28 [Thu] 笠岡駅前 → きらめき広場 6回 ¥3,690 112.4km 2.7km
2023.09.29 [Fri] きらめき広場 → 新見駅 1回 ¥530 23.4km -
2023.09.30 [Sat] 新見駅岡山駅 3回 ¥2,440 96.1km -
2024.02.09 [Fri] 岡山駅播州赤穂駅 9回 ¥2,150 87.6km 1.5km
累計 5日 20回 ¥9,180 327.0km 4.2km

*1:南から北へ71

*2:おそらく国道の旧道だろう。

*3:いわゆるUターン。乗車した寺西折方駐在所で行われた。

*4:もちろん「テンホー」ではなく「てんわ」と読む。

*5:ていじゅうろうを使えればそんなことはないのだけれど、「南から北へ」で使用した路線(「南から北へ72」)は可能なかぎり避けて進めたい。

2024.02.08-09 標高差2,721m 21

2024.02.09[Fri]
備前片上駅(発)~日生定期船乗り場《標高1.7m》11:33→福浦峠11:47
備前市営バス 日生線、¥200、7.4km

日生定期船乗り場にて
備前市営バス 福浦峠行

先ほど乗った1本後のバスでさらに先へと進む。日生定期船乗り場出発時点での利用者は、先ほどのバスは7人で今回のバスは6人。備前市営バスの中でも日生線は利用者の多い路線なんだろう。問題は交通量が多い道路を辿るせいか、どうしてもバスが遅れ気味なることくらいだろうか。このバスも8分ほど遅れての到着だった。まあ、先を急ぐ旅ではないので、少々の遅れは気にならない。

ここまで4本の備前市営バスを乗り継いできたが、備前市のバスはこれが最後だ。1本目のバスで1日乗り放題券を買い損ねたが2本目で購入できたので、「200円×4乗車>200円+乗り放題券400円」で得したようにも見えるが、バスを乗り継ぐと後続のバスが100円で乗れる制度もあるので、それを活用すれば「200円×2乗車+100円×2乗車」でトントンだ。金額を気にする料金*1ではないが、せっかく確認したのでここに記録しておこうと思う。なお、ほとんどのバス利用者はマイナンバーカードを見せて降車していた。これは、備前市在住の人はマイナンバーカード提示で無料利用できるためだ。

日生駅からはフェリーが出ていたよな、と思い出すが、すぐにそういえばちょっと前に休止したんだったと思い直す*2。フェリー乗り場特有の広い駐車場が残された波止場が切なく見えた。ただ、休止した航路上をGoogleストリートビューがたどった記録はまだ残っていた。こういうのはいつまでも残っていてほしいものだ。

日生港付近の「google sea-route view」

バスは日生病院日生幼稚園前の前後で寄り道する。基本的には市街地から郊外へのバスなので、進むにつれて乗客は減っていき、寒河でとうとう利用者は自分だけになる。この寒河付近には、妙に混雑しているお店を見かけたが、後日調べたら案の定カキオコの店だった。このあたりからだんだんと山間部に入っていき、市境(というか、岡山県兵庫県の県境)近くの福浦峠が終点。峠付近まで市営バスが伸びているのは、たぶん近くに新興住宅地があるからなんだろう。「新興」というほど新しいものではなさそうだったけど。


*1:備前市では「運賃」ではなく「料金」と表現している。

*2:デイリーポータルZの乗車記「香川県、小豆島・大部港⇔岡山県・日生港のフェリー航路がなくなるので乗った :: デイリーポータルZ」が良かったことを思い出したのだった。