2019.09.25-28 南から北へ154

駅ビル
八王子駅北口

可能なら乗り換え時間6分で出発する日野駅行に乗るつもりではあったが*1、遅れ到着と距離のある駅コンコースの通過ということで早々にあきらめ、のんびり北口へ出る。日野駅行は高頻度*2で運行されているので次のバスに乗ることは可能だが、日野から先のバスが1時間以上空くのであきらめ、別のルートで先へ進む*3

2019.09.28[Sat]
京王八王子駅(発)~JR八王子駅北口10:29→秋川3丁目11:14イオンモール日の出(行)
西東京バス [秋62]、¥590、13.3km

JR八王子駅北口にて
西東京バス イオンモール日の出行

数分遅れてバスはやってきた。5人乗車済みの車内に14人がなだれ込む。このバスは2時間に1本だが、他の行先のバスも多く通るルートをたどるからか、利用者は多い。八王子駅を出てからしばらくは国道20号を西へ向かうが、本郷横丁交差点を右折し、秋川街道をたどる。ビル街から都市部の郊外のような景色へと変わるが、田畑もない、切れ目なく住宅とロードサイドショップが続く風景がずっと繰り返す。

西東京バスの車庫が見えてくると、楢原町。ここまでは減少傾向にあった乗客だが、4人が乗ってきて18人となる。そこそこ駅から離れた感があるが、まだ乗客が多いのは終点のイオンのおかげだろうか。楢原町の交差点を右折すると丘陵地帯に入り、戸吹スポーツ公園入口で寄り道。このあたりまでは全般的に交通量が多く、バスも遅れ気味。丘陵地帯を越えて田畑が見えるようになると秋川。途中乗車の人たちはみんな秋川駅で降りるかも、なんて思っていたが、秋川駅では7人の降車に留まる。降りなかった皆さんの目的地はやはりイオンのようだ。

秋川駅出発時の乗客は10人。そろそろバスの遅れが気になりだす。可能なら終点のイオンモール日の出で次のバスに乗り継ぎたいところだが、時間的に危うそうなので、手前の秋川3丁目で降車する。降車時点の遅れは8分ほどだった。なるべくなら終点で乗り継ぎたいところではあるが、乗り遅れては元も子もない。


秋川3丁目付近の Street View/手前にはバス停が、奥にはイオンモール日の出が見える

到着するまでの秋川3丁目のイメージは、いくつかの系統のバスが走ってるし、昔ながらの商店街がある通りかな、なんて思っていたが、高い建物もなく、ましてやアーケードの気配すらないところだった。冬場なら寒風が吹きつけそうなバス停で、次のバスを待った。


*1:この場合、八王子駅日野駅立川駅のルートとなる。

*2:10分に1本。

*3:このため、候補としては利用する可能性が高かった京王バスには、結局乗らずじまいとなった。

2019.09.25-28 南から北へ153

2019.09.28[Sat]
橋本駅北口09:30→八王子駅南口10:02
神奈川中央交通 [八77]、¥350、9.8km

橋本駅北口にて
神奈川中央交通 八王子駅南口行

神奈中のバスはこれが最後。三ヶ木で一日フリー乗車券にしていなければ、南大沢経由のルート*1も有力な候補ではあったが、フリー乗車券がもったいないので神奈中で八王子を目指す。通常なら、旅行前の計画で乗るバスの時間まで決めているが、このあたりは本数が多いので、乗り遅れてもいいようにどれくらいの頻度でバスが走っているかも目安として今回は押さえてきた。ちなみにこれから乗る八王子行のバスは30分に1本、橋本駅の出発時間も毎時0分と30分で分かりやすい。

橋本駅北口からの乗客は6人。思っていたよりも少ないが、八王子側の方が混むのだろう。橋本まで来た道を少し戻って、バイパスではない方の国道16号で八王子へ向かう。橋本駅からの乗客は、自然公園前までで自分以外全員降車、以降は基本的に増える一方で、予想どおり片倉から八王子へ向かうバスといった感じだった。

途中片倉台は寄り道で、転回場で方向を変えて国道16号に復帰するルートをとる。次の片倉台小学校前で乗ってきたおばあちゃん、どうも徘徊中にバスへ乗車したようで、このままバスで街に出て大丈夫かなあ、と心配になる。さすがに周囲も気づいたようで、「おうちはどこですか?」「300円で八王子には行けるけど帰ってこれないよ」*2と指摘が入るも、歌を歌ったり別の話をしたり突然謝ったり。そんなそぶりを見ると、小さな子供が大人をごまかして遠出しているようにも感じ、少し物悲しくなる。

18人が乗ったバスは八王子駅南口には5分ほど遅れて到着した。たまたまおばあちゃんの近くに座っていた老夫婦が機転を利かせ、折り返しのバスで送り返そうとバスの運転士と交渉を始めたので、ちょっと安心して自分は降車。八王子駅PASMOにチャージして、駅の北口へと向かった。


*1:橋本駅~南大沢駅聖蹟桜ヶ丘駅国立駅なんてのを考えていた。

*2:おばあちゃんは乗車時、握りしめた硬貨を周囲の人に見せていたので、それが300円だったようだ。なお、片倉台小学校前から八王子駅南口までの運賃は240円だ。

2019.09.25-28 南から北へ152

ここから先、当初は三ヶ木~相模湖~高尾~八王子なんてルートも夢見ていたが、丁度良いバスがないためボツ。まずは着いた先が選択肢と運行本数の多そうな橋本駅行に乗車する。

2019.09.28[Sat]
三ヶ木08:36→橋本駅北口09:07
神奈川中央交通 [橋01]、¥430、12.3km

三ヶ木にて
神奈川中央交通 橋本駅北口行

三ヶ木ではすぐの乗り継ぎ。三ヶ木までのバスから乗り継ぐ人も多い。道志村を出たときは厚い雲に覆われていたのに、いつのまにか青空がのぞいている。今日も暑くなりそうだ。

バスは、津久井の市街地以外は国道413号を進んで、橋本駅北口へと向かう。三ヶ木は8人の乗客で出発したが、ほとんどのバス停で乗客があり、すぐに席が埋まってしまう。神奈中の時刻表を見ると1時間に5本、つまりは12分に1本バスが走っているのに、こんなぎゅうぎゅうになるものなのかと驚く。鉄道で運行されている富山地鉄不二越・上滝線より利用者が多そうな路線じゃないかと思うくらいの混雑だ。

城山ダムを越え、久保沢あたりで立ち客が出てくる。その後も乗客は増えていき、二本松では8人が乗車、そろそろあと数人分くらいしかすき間がないな、と思い始める。乗客のピークは次の相原中央で43人、以降は若干降りて橋本駅到着時点では37人だった。

駅周辺には高層マンションが林立し、想像していたよりもずいぶんと発展していた橋本駅周辺に驚く。街の発展が急だったせいだろうか、駅の一つ前のバス停が旭農協前だったりもする。駅前農協健在とは言え、ここまで賑やかな街だとは思っていなかった。2時間前まで道志にいた記憶すらなかったことにされそうなくらいの都会が橋本にあった。関東恐るべしだ。