朝一番のバスに乗るので朝食は半ばあきらめていたが、「大丈夫ですよ」とのことなので、無理を言って6時半に用意してもらう。台所からの物音が5時過ぎから聞こえてきたので、申し訳ないことしきりだ。朝食は何とか食べきれそうな量だったので、残さず食べる。半熟の目玉焼きが嬉しい。
道志小中学校前から見た富士山
食事を終え、宿代を支払ってから、近くのバス停へ。天候は曇りだが、遠くに富士山が見えた。今後は富士山を背に進むので、目にするのはおそらく最後だろう。
富士急バス 時刻改正のお知らせ
バス停には時刻改正のお知らせが貼られていた。運行本数は増えるようだが*1、10月以降は朝一で富士吉田から道志村へ入るバスがなくなるようだ。残念な話だが、常時利用するわけではない外野がケチをつけられる話ではない。
2019.09.28[Sat]
長又(発)~道志小中学校前07:03→月夜野07:26
富士急バス、¥630、12.0km
富士急バス 月夜野行
これに乗れば関東は目の前だ。バスに乗客はなく、終点までそのまま。結局、道志村内でバスの乗客を見ることはなかった、ちょっと寂しい。
朝早い時間でも、相変わらずバイクは多く、また昨日はあまり見かけなかった自転車もけっこう見るようになった。バイクはたまにカーブで車線をはみ出してくるときもあり、ヒヤッとする場面もあったが、運転士は落ち着いて運転している。慣れているのだろうが、さすがだ。
道志小学校前の駐車場には自衛隊の車が停まっていた。隊員が乗っていたのは1台のみだったので、すでに捜索へ出た後なのだろう。椿大橋から南方を眺めたが、さすがに状況は分からなかった。早く見つかればよいのだけれど*2。
道はしだいにくねくねと進み、大渡を過ぎるとしばらく人家が途切れる。そろそろかな、と思っていると、ヘアピンカーブを抜けた先が月夜野バス停だった。まだぎりぎり山梨県だが、両国橋を越えた先は神奈川県だ。今まで何度も県境を越えてきたのに、なぜかこの境は格別に感慨深い。
月夜野バス停
富士急のバスは30分後に折り返すので、いったんすみっこに駐車する。停めた場所の背後にはもう1台バスがいたが、平日はこれが動くのかもしれない*3。しばらくすると神奈中のバスがやってきて、登山の格好をした人が1人降りてくる。どうやら富士急バスへ乗り継ぐようだ。逆方向ではあるが、土曜日ならではの乗り継ぎ*4をやる人が他にもいたのはちょっと嬉しい*5。
月夜野バス停の富士急バス2台