2024.03.29-30 標高差2,721m 29

バスを待っていると、予想通りのワンボックス車がやってきたが、駅前の登山グループはバス停の方にはやって来なかった。おかげで次のバスには無事乗れるようだ。

2024.03.30[Sat]
JR曽根駅《標高3.7m》09:15→JR宝殿駅09:50
高砂市 じょうとんバス [61]市ノ池・高御位山観光ルート、¥200、10.5km

JR曽根駅にて
高砂市じょうとんバス JR宝殿駅行(手前)

じょうとんバスの市ノ池・高御位山観光ルートは土日祝日のみ運行のバス。2023年の8月から運行が開始されたバスで、細い道を走りそうな路線だったのでぜひ乗ってみたかった路線だ。ただ、乗車する際の強敵は高御位山*1へ向かうハイカーの存在。そのために直前に乗った神姫バスを途中で降りたりもしたが、前述のとおり杞憂で終わった。まあ、もし乗れなかったとしても、(上記写真後方にも見えている)別のじょうとんバスでJR宝殿駅へは出られるので*2、ここで中断みたいな話にはならなかったと思う。

ワンボックスタイプの車体ということで、他のじょうとんバスでは使えるNicoPaは利用できず、さらに車内に放送設備がないため乗車時に降車バス停を伝える必要がある。こういった仕様はコミュニティバスあるあるなので、慣れた感じで「終点まで」と伝えて運賃を現金で先払いして乗り込む*3

時間になると乗客5人で出発となる。利用者は鹿島神社までのハイカーと公園墓地に向かう家族、そして終点まで乗り通す自分だ。座席配置は後方より3列-3列-2列(-2列)*4で定員9人となっていたので、いざとなったときは助手席が乗客に解放されるようだ。

出発してしばらくは国道2号を東進するが、阿弥陀バス停の先で左折を繰り返して、山と田んぼの境界に連なる人家の間を走って進むようになる。想像していたよりも道幅があったので狭隘路線ファンとしてはちょっと残念だったが、鹿島神社バス停の目前にあるチタン製の大鳥居や、ため池に向かって打つタイプの珍しいゴルフ練習場「かしまレークゴルフ」*5など、珍しいものが見れたので概ね満足した。

鹿島神社バス停(右下)と大鳥居

市ノ池公園公園墓地の行き止まりまで進んで寄り道するなど、車体の小ささを武器にして高御位山の山裾を巡ったのち、北池で国道2号へ戻ったあとは、特にこれといった見どころのないままJR宝殿駅を目指すだけとなる。乗客は出発地点のJR曽根駅からしかなく、公園墓地から先は自分だけしか利用者はなかったが、なかなか楽しい路線だった。


*1:読みは「たかみくらやま」。

*2:[21]曽根宝殿ルート(JR曽根駅09:08→JR宝殿駅09:32)が利用可能。

*3:降車バス停を事前に伝えることや運賃先払いの旨はバス車内に掲示されていたので、もし知らずに乗ったとしても対処できると思う(他のコミュニティバスと比較すると、けっこう親切な部類)。

*4:かっこ内は運転席と助手席。

*5:バス停でいうと地徳付近にある。

20240420 下見

google ストリートビューでは確認できなかったバス停の位置や徒歩ルートの把握のために出かけてきた。もちろん、次回の「標高差2,721m」のためだ。近く*1だとこうやって実物を確認に行けるのはいいが、初見の楽しみを先食いしてしまうことにもなる。ただ、乗り継ぎに失敗するリスクはできるかぎり下げておきたい。ということで、1日かけて数か所のバス停を見に行ったのだった。

一応、バス停にはぼかしを入れておく。

○○市□□□町△△集落
○○市□□□町△△集落

集落中央の緑屋根の建物に付随してバス停があった。ここは徒歩の時間が若干厳しめのところ。

○○市コミュニティバス □□バス停
○○市コミュニティバス □□バス停

1つ前のバス停での乗り継ぎに失敗したら、ここまで歩いて別のバスに乗る予定でいる。つまり、なるべくなら使いたくないバス停ではあるが、良い雰囲気の集落にあるバス停だった。

○○市コミュニティバス □□バス停
○○市コミュニティバス □□バス停

八重桜のたもとに佇む終点のバス停。ここまで乗るか1つ手前で降りるか悩んでいたので訪問。

○○市□□にて
海へと下る道

歩いて下る道がちゃんと生きていた。

○○市□□にて
歩いて進む道

ちゃんと下まで繋がっていたので、終点まで乗ってからこの道を歩いて進む予定。


*1:とは言え、往復数百キロはあった。

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土曜の朝の姫路駅は賑やかだ。NicoPaの残額を確認したところ、ちょっと心もとない額ではあったが、普通にチャージした金額を使うのは次のバスまでで、その先は徳用チャージ分になるから大丈夫、のはず。何とかなると踏んで、神姫バスの案内所には寄らずに次バスに乗る。

2024.03.30[Sat]
姫路駅(北口)《標高11.6m》08:20→JR曽根駅08:44鹿島神社(行)
神姫バス [21]姫路駅~JR曽根駅~鹿島神社、¥450、9.3km

姫路駅にて
神姫バス 鹿島神社

姫路から先は、しばらく国道2号に寄り添うようなルートで東へと進む。前回の記事でも触れたように、姫路から先は「南から北へ」のルートとは異なるので*1、しばらくは新鮮な感じで進めそうだ。

姫路駅からの乗客は10人で発車となる。なお、姫路駅前のロータリーは路線バス・タクシー以外は進入禁止のため、Google マイマップでは白銀交差点からのルートで示している。姫路駅出発後すぐに国道2号へと右折して、降車直前までのほとんどの区間をこの国道で進む。今後はこのパターンが続くことになるはずだ。

乗車したバスは鹿島神社行のこの日の初便。そのせいか朝の下りという利用者少なめの方向のバスにしては乗客が多く、最大は神屋町発車時点の16人だった。ただし、以降は降車客ばかりとなり、神姫商工前を過ぎると乗客は自分を入れても2人だけとなる。その後は2~3人で推移して、降車するJR曽根駅へ着く。次のバスはこのバスの終点である鹿島神社も通るので最後まで乗り続けてもいいのだが、乗り継ぐ先のバスがワンボックスカーのため、万が一満員だと途中からでは乗れない恐れがある。そんなリスクを考慮してJR曽根駅で降車した。

駅前には登山の格好をした60代前後の人たちが20人ほどいた。もしこの人たちが次に利用するバスに乗るつもりなら、大変なことになる。ということで、待ち時間が30分あるにもかかわらず、バス停から離れずに次のバスを待った。


*1:「南から北へ」では六甲山地の北側を抜けた。具体的には、姫路~社~三田~下山口~宝塚~昆陽里となる。詳細は「南から北へ79」以降を参照。