20240420 下見

google ストリートビューでは確認できなかったバス停の位置や徒歩ルートの把握のために出かけてきた。もちろん、次回の「標高差2,721m」のためだ。近く*1だとこうやって実物を確認に行けるのはいいが、初見の楽しみを先食いしてしまうことにもなる。ただ、乗り継ぎに失敗するリスクはできるかぎり下げておきたい。ということで、1日かけて数か所のバス停を見に行ったのだった。

一応、バス停にはぼかしを入れておく。

○○市□□□町△△集落
○○市□□□町△△集落

集落中央の緑屋根の建物に付随してバス停があった。ここは徒歩の時間が若干厳しめのところ。

○○市コミュニティバス □□バス停
○○市コミュニティバス □□バス停

1つ前のバス停での乗り継ぎに失敗したら、ここまで歩いて別のバスに乗る予定でいる。つまり、なるべくなら使いたくないバス停ではあるが、良い雰囲気の集落にあるバス停だった。

○○市コミュニティバス □□バス停
○○市コミュニティバス □□バス停

八重桜のたもとに佇む終点のバス停。ここまで乗るか1つ手前で降りるか悩んでいたので訪問。

○○市□□にて
海へと下る道

歩いて下る道がちゃんと生きていた。

○○市□□にて
歩いて進む道

ちゃんと下まで繋がっていたので、終点まで乗ってからこの道を歩いて進む予定。


*1:とは言え、往復数百キロはあった。

2024.03.29-30 標高差2,721m 28

土曜の朝の姫路駅は賑やかだ。NicoPaの残額を確認したところ、ちょっと心もとない額ではあったが、普通にチャージした金額を使うのは次のバスまでで、その先は徳用チャージ分になるから大丈夫、のはず。何とかなると踏んで、神姫バスの案内所には寄らずに次バスに乗る。

2024.03.30[Sat]
姫路駅(北口)《標高11.6m》08:20→JR曽根駅08:44鹿島神社(行)
神姫バス [21]姫路駅~JR曽根駅~鹿島神社、¥450、9.3km

姫路駅にて
神姫バス 鹿島神社

姫路から先は、しばらく国道2号に寄り添うようなルートで東へと進む。前回の記事でも触れたように、姫路から先は「南から北へ」のルートとは異なるので*1、しばらくは新鮮な感じで進めそうだ。

姫路駅からの乗客は10人で発車となる。なお、姫路駅前のロータリーは路線バス・タクシー以外は進入禁止のため、Google マイマップでは白銀交差点からのルートで示している。姫路駅出発後すぐに国道2号へと右折して、降車直前までのほとんどの区間をこの国道で進む。今後はこのパターンが続くことになるはずだ。

乗車したバスは鹿島神社行のこの日の初便。そのせいか朝の下りという利用者少なめの方向のバスにしては乗客が多く、最大は神屋町発車時点の16人だった。ただし、以降は降車客ばかりとなり、神姫商工前を過ぎると乗客は自分を入れても2人だけとなる。その後は2~3人で推移して、降車するJR曽根駅へ着く。次のバスはこのバスの終点である鹿島神社も通るので最後まで乗り続けてもいいのだが、乗り継ぐ先のバスがワンボックスカーのため、万が一満員だと途中からでは乗れない恐れがある。そんなリスクを考慮してJR曽根駅で降車した。

駅前には登山の格好をした60代前後の人たちが20人ほどいた。もしこの人たちが次に利用するバスに乗るつもりなら、大変なことになる。ということで、待ち時間が30分あるにもかかわらず、バス停から離れずに次のバスを待った。


*1:「南から北へ」では六甲山地の北側を抜けた。具体的には、姫路~社~三田~下山口~宝塚~昆陽里となる。詳細は「南から北へ79」以降を参照。

2024.03.29-30 標高差2,721m 27

さて、「標高差2,721m」のルートに復帰する。ここから乗車するのは姫路行だ。

2024.03.30[Sat]
山崎《標高99.0m》06:50→姫路駅(北口)07:52
神姫バス [31]山崎~林田~姫路駅、¥1,190、31.1km

山崎にて
神姫バス 姫路駅行(左)*1

ほぼ同時間帯に41系統の姫路駅行もあるが*2、先に出る31系統のバスに乗車する。山崎からの乗客は7人、先ほどのバスの車内で見かけた面子ばかりで、相変わらず席に着くなり睡眠を貪っている。バスに乗り込むと新車の香りがする。車内を見回すと広告などの掲示がまったくないので、稼働して間もない車両のようだ。

山崎を出発してすぐ、昨日のしーたんバスでは通過した播磨山崎郵便局で停車して利用者を拾う。以降も須賀まで各駅停車となって乗客を集めていく*3安志からは早くも姫路市内へと入る*4。この安志からは41系統とルートが異なり、こちらのバスは国道29号を南下するルートで進む。前述したようにバス停への停車はこまめにあり、利用者はバス停あたり1,2人と効率的ではないが、むしろ多くのバス停が利用されているのは個人的には好印象だ。

姫路市の中心部に近づくにつれて人家が増えてくる。姫新線余部駅付近にある飾西高校前*5山崎から一緒だった高校生が初めて降りていき、その後停車した今宿までで高校生はすべて降車となった。バスを乗り継いでの通学なんて自分だったら嬉しすぎるが、普通に考えたら大変以外の何物でもない。本当に朝からお疲れさまである。

神姫バス内で昨日からたびたび流れている「兵庫県警と西田ひかるです」の放送にいい加減飽きたころ、国道2号へと合流して見覚えのある病院(日赤病院前)の前を通過する。かつて龍野から姫路駅まで利用したルート*6に合流したようだ。しばらく進むと複数車線の一方通行路に入って左手にお城が見えてくると姫路駅はすぐ。長距離かつ頻繁な停車にもかかわらず、ほとんど遅れのないまま終点へと到着、8人がバスを後にした。

姫路駅にて
姫路駅到着直後の神姫バス(手前)

ということで、姫路に到着した。岡山~姫路間は以前乗り継いだ「南から北へ」のルートを極力利用しないよう進めてきたが、まったく同一の運営母体ではないものの近い経路をたどってしまった部分もあった。姫路以降はほぼ違うルートとなるので、いったんここで経路の新旧比較をしておきたい。緑色がかつてたどった「南から北へ」のルートで、青色が今回の「標高差2,721m」の乗り継ぎとなる。上郡~新宮の重複は他にルートがなくこうなってしまったが、それ以外の箇所ではルート重複を何とか回避できたのは良かった。

岡山~姫路のルート比較


*1:中央が41系統の姫路駅行、右が網干駅行。

*2:山崎06:56→姫路駅(北口)08:00、運賃は31系統と同じ¥1,190。

*3:なお、このバスは山崎インターバス停を経由しない。

*4:ただし、途中たつの市を通過する区間あり。

*5:「飾西」は「しきさい」と読む。

*6:南から北へ78」参照