2020.10.25-31 departure

さて、帰途は鉄道なのでまとめて。新幹線が半額ということで、あらかじめ押さえておいた列車に乗り込む。このため、以前最高所・最低所バス停を調べたときに、帰りに寄り道しようかと考えていた秋田へは経由しないこととなった。興味は安さに勝てなかったということだ。

2020.10.30[Fri]
新函館北斗12:48→大宮16:38 はやぶさ28号、¥22,470

2020.10.31[Sat]
大宮14:50→富山16:57 はくたか567号、¥12,000

新函館北斗駅 新幹線改札口
新函館北斗駅 新幹線改札口

上記の金額は通常時のもの。「お先にトクだ値スペシャル」で半額になると聞いたので、そちらでチケットを購入した。結果、はやぶさは11,130円、はくたかは6,160円となった。ほぼ半額だが、通常なら乗車券は通しで買えるので*1、実際の割引率は45パーセントくらいだろう。

チケットレスなので、乗車時はえきねっとで登録済のICカードをかざして入場する。こういったやり方で新幹線に乗るのに慣れていないため不安だったが、無事に改札を通過できた。チケットがないのは不安だが、座席位置さえ分かっていればあまり気にならない。ただ、もし別の人が自分の場所に座っていたら、どうやってそこが自席かを説明する証拠がない気もする。

新幹線は快調に走る。新函館北斗からは盛岡まで約2時間、仙台には3時間弱で到着する。バスと船でたどった4日半が3時間もかからずに戻ってこれる。仙台出発後の乗車率は5~6割程度、観光だけでなく社用の人も多そうにみえた。

はくたかは翌日に乗車。こちらも乗車率は5割ほど、土曜日ということもあって観光客が多い。どちらの新幹線も車内は静かで、会話している人はほとんどいなかった。いつもはかがやきを利用するので、停車駅が多いのは少し閉口したが、それでも2時間とちょっとで着いたので速いはくたかだったようだ。これが約6,000円だとバスは商売にならないな、なんて思ったりもした*2


*1:「お先にトクだ値スペシャル」では指定区間のみでしか購入できない。このため2区間に分けて購入となっている。

*2:実際、新型コロナウイルスの影響により、2020年9月以降の高速バス・富山-東京線は全便運休となっている。

2020.10.25-31 南から北へ222

駅に戻って函館バスの案内所でICAS nimocaを入手する。あとは鉄道で帰るだけのつもりだったが、予定の新幹線までまだ時間がある。なので新函館北斗駅を今回の終着地点に変更し、今回最後のバスに乗り込む。

2020.10.30[Fri]
函館バスセンター(発)~函館駅前10:55→新函館北斗駅12:18
函館バス [30A]、¥720、28.1km

函館駅前にて
函館バス 新函館北斗駅

バスセンターからの乗客はなく、函館駅から7人が乗って出発、と思いきや「1日乗車券をどこかに落としたみたい」なんてのたまう観光客を降ろしたりして、落ち着かない発車となった。利用者はほとんどが五稜郭公園へ向かう観光客で、みんな手に1日乗車券を握りしめているので分かりやすい。しばらくは函館市電沿いのルートを進む。窓から差し込む陽射しが心地よく、バスの中ではうつらうつらしてしまう陽気だ。五稜郭で3人が乗って乗客は10人となるが、次の五稜郭公園入口でバタバタと観光客が5人降りていく。彼らが降車ボタンを押さずに降車できのはた運転士が機転を利かせたからなのだが、そのことに気づいていた観光客はいなかったみたいだ。

郊外へ向かうバスなので、乗客は減る一方かななんて思いきや、途中からの乗車の方が多い。亀田支所前で4人、渡島総合振興局で3人、ずいぶん進んだ先の中央大川でも4人と乗客を増やして進む。桜岡では先行する33系統・新函館北斗駅行のバスを追い越すが、このバスは函館駅前11時14分出発のものと思われる。函館駅前では来たバスに乗っただけなので特に選んだわけではないが、遠回りするバスに乗ったようだ。七飯市街でも遠回りはあり、ななえ新病院まで登ったりもする。

七飯の市街地を巡っているうちに途中から乗った客はほとんどが降車し、新函館北斗駅まで乗ったのは3人だけだった。今回の「南から北へ」はここまで、あとは新幹線で来た道を戻るだけだ。

新函館北斗駅入口
新函館北斗駅


2020.10.25-31 南から北へ221

4階建てで中央部に吹き抜けあり、大間同様施設は新しい
函館港ターミナル

とうとう北海道に上陸した。鹿児島から数えて25都道府県目、この数字はこの後増えないはずだ。

2020.10.30[Fri]
津軽海峡フェリーターミナル08:50→函館駅前09:20
函館帝産バス、¥320、7.2km

津軽海峡フェリーターミナルにて
函館帝産バス 函館駅前行

今回はもうちょっとだけ進む。

大間同様、こちらのターミナルもきれいだ。ここからは函館駅五稜郭方面へのバスがあるが、ひとまず函館駅へ出てみることにする。朝食は軽めにしたので、市場で腹いっぱい食べる算段だ。函館駅へ行くのは函館遺産バス。車内の掲示を見ると、空港へのリムジンバスの間合い運用のようだ。津軽海峡フェリーターミナルから乗車したのは3人、五稜郭へ行く函館バスの方が利用者は多かった。

バスは函館港沿いに進む。ともえ大橋は眺めが良くて、自分で運転して走ってみたい道だった。橋は駅横でも高架なのでラビスタ前まで行った後に折り返し、途中乗降はないまま*1函館駅へ。道がすいていたため、降車直前にいったん停車し「定刻より早く着きましたので、当社の使えるバス停が空いておりません。少々お待ちください」なんてアナウンスが流れる。

函館駅
函館駅

さて、市場へと向かう。カニイカイクラの並ぶ中を歩くが、なかなか気持ちが乗ってこない。そういえば海産物は大間でたらふく食べたんだった、と考えて、ラッキーピエロへ。いつも混んでいると耳にしていたが、朝も早いせいか空席が多く、たやすく入店できた。ラッキーエッグバーガーとポテト、あとはアイスコーヒー。ビールが299円だったので相当悩むが、やめておく。ポテトが1つ分の値段で2倍だというのでSサイズにしたが、それでも大量だった。ハンバーガーに挟まっていたソースがモスに似ていて美味だった。ただしポテトを平らげるのにはずいぶん苦労したが。


*1:公式サイトには直接的な表現はないが、運賃記載がないことからフェリーターミナル発のバスで途中乗車はできなそうだ。