2020.10.25-31 南から北へ220

フェリーふ頭の方向を示すオリジナルの道路標識
フェリー埠頭→

今日も朝は早い。6時前に宿を出て、歩いてフェリー乗り場へ向かう。今日も風は強いが、だんだん慣れてきた。

2020.10.30[Fri]
大間港07:00→函館港08:30 大函丸、津軽海峡フェリー 函館~大間航路、¥2,000

大間港にて出発を待つ大函丸
大函丸と大間港ターミナル

すでに記入済の乗船申込書を手渡し、非接触型の体温計で測定されたのちにボーディングブリッジへ。売店で船をかたどったマグネットを見かけ、買おうかどうしようか迷った挙句に「函館で買えばいいや」なんて中途半端な結論を出し、結局船内でも函館でも売ってないという悲劇がこの後あったりもするが、この時はまだ久しぶりの船ということで心はウッキウキだった*1

自動改札あり
大間港ターミナルのボーディングブリッジ

車両なしの乗船は10人ほど、車両は10台弱といったところだった。ということで船内はガラガラ。昔でいう2等船室のスタンダードはカーペット敷の1区画に2,3人くらいしかいなかった。乗船人数は20~30人といったところだろう。出航の際はせっかくなので外で眺める。ちょうど日の出の時間と重なり、だんだんと本州が離れていくのに反比例して日が昇っていく光景は感慨深いものがあった。

大函丸より
大函丸からみた大間港ターミナル

大函丸より
離れていく大間港ターミナル

大函丸より
小さくなる大間港ターミナル

函館までの所要時間は90分、外海を航行する船としては短い方だ。しばらくは船内でのんびりしていたが、函館山が近づいてくるとまた外に出て眺める。

大函丸より
函館山

函館山を回り込むと、すぐに函館の市街地が見えてきて、下船のアナウンスが入る。本当にあっという間で到着だ。函館港ではボーディングブリッジはなく、車が降り終わってからの下船となる。船から北海道方面の空には虹が見えていたので不安だったが、函館は良い天気だった。今日くらいはこのまま持ってもらいたい。

函館港にて
函館港に到着した大函丸


*1:ウキウキではなく、ウッキウキだったと念を押しておく。

2020.10.25-31 10/29の移動まとめ

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野辺地駅前バス停
野辺地駅前バス停


2020.10.25-31 南から北へ219

大間崎バス停
大間崎バス停

さて、ホテル佐多岬からここ大間岬まで、バスと徒歩だけでやってきた。ただ残念なことに、同様の手段ではこれ以上北へ行くことはできない。本州と北海道は青函トンネルで一応地続きといえるが、行き来できるのは鉄道だけ。仕方がないので、北海道へは船で渡る。ずいぶん前に「ルールを決めておく」で決めたレギュレーションがやっと活きてくることになった。ということで、とりあえずフェリー乗り場へと向かう。

2020.10.29[Thu]
むつバスターミナル(発)~大間崎14:01→フェリー乗場前14:12~佐井車庫前(行)
下北交通 佐井線、¥190、4.1km

大間崎にて
下北交通 佐井車庫行

ただ、本日は大間で宿泊予定である。明朝一番の船で北海道に渡るつもりだが、それに接続するバスがないため、今日のうちにフェリー乗り場までバスに乗っておく。つまりは帳尻合わせ的なバス乗車だ。

ここまでのバスもそうだったが、下北交通のバスは大間町内をくねくね進む。バス停も細かくあるが、そのどれにも待ち人はいない。すでに乗客が1人いたが、その人が降りる前にフェリー乗場前で降車する。

大間港ターミナルにて
函館へ向かう大函丸

フェリー乗場前へのバス到着予定時刻は14時12分、函館行のフェリーは14時10分出発なので、バスで到着すると写真のような感じになる。バスとフェリーの接続時間を確認してみたら、バスからフェリーでもフェリーからバスでも最低1時間は待つようで、接続はあまり考慮されていないと言える。

2階建て、周辺も含めて施設は新しい
大間港ターミナル

せっかく来たので翌日の便の手続きをしようかと思ったが、出航直後ということで窓口に人はいない。とりあえず書くものだけその場で記入し、明日は紙だけ持ち込んで乗れるようにしておく。

これで今日の行程はおしまい。バスで来た道を歩いて戻り、まずはスーパーに向かう。寄ったのはマエダストア、ここまでの道中でも何回か遭遇した見覚えのある店だ。翌日の朝食を買うついでにいつものパターンで鮮魚コーナーを覗くが、さすが漁港のある町、半分くらいの魚は加工されずに売られていた。イナダを吟味するおばあちゃん、たぶん当たり前のように下ろせるんだろうなあ、ちょっとうらやましい。

宿の夕食では、これまた当たり前のようにマグロの刺身が出る。むしろ脇役のようにいたヒラマサとイカの刺身の方が自分好みだったし、(北陸でいう)ガメエビのような海老の塩焼きが非常に美味しかった。ただ、旅館の宿泊者は自分だけで、ちょっと申し訳ないような気分になる。