2018.06.23-25 南から北へ89

イズミヤで涼み、次のバスが出る20分ほど前に交野市駅へ戻る。バス停にはいわゆるママ友っぽい集まりの方々がバスを待っていたが、自分の中にあるステレオタイプ通りの「ママ友」の様相だったので、思わず苦笑してしまう。ママ友グループの乗ったバスが行ったのち、これから乗るバスがひっそりとやってくる。

2018.06.24[Sun]
京阪交野市駅16:00→森山16:29~田原台一丁目(行)
京阪バス[18]、¥360、9.3km

京阪交野市駅にて
京阪バス 田原台一丁目行

土日のみ2往復運行される路線で、2日目のルート策定にあたって一番最初に決めた区間だ。いわゆる免許維持路線なんだろうと思うが、もちろん根拠はない。乗客は予想通りの自分のみ、もちろん降車する森山までそうだった。

私市四丁目*1までは妙見口方面へのバスと同じルートをとるが、以降は土日のみの運行区間*2磐船口手前で山あいの道となり、しばらく谷間をくねくねと進む。星のブランコなんてバス停があるが、何がそれを指すのかバスの中からは不明だ*3。以降も各バス停で時間調整をしつつ、トンネルがあっても旧道沿いに進むなど、個人的には楽しい感じでバスは走る。どこまでこんな道が続くんだろうと思い始めると、羽衣橋バス停付近で県境を越え、視界が開ける。開けた正面がラブホテルというのもアレだけど、狭い谷沿いの道から盆地っぽいところに出る解放感は割とあった。景色の変化度合いで考えると、この路線は相当楽しい。


旧道経由で通過した磐船神社付近

北田原以降しばらくは奈良交通の生駒行の路線と同じルートを走る。途中その奈良交通のバスとすれ違ったが、京阪バスの運転士が挨拶しているように見えた。アウェイな地ゆえにそうしているのか、それともそういうしきたりなのかは不明だが、他社のバスに挨拶するのはあまり見かけないので少々驚く*4奈良交通との重複区間もすぐに終わり、田原台方面へ右折した直後にある森山バス停で降車。バスは運転士のみで終点に向かって走り去っていった。

森山バス停にて
去りゆく京阪バス

平日運行時刻が空白の森山バス停
森山バス停の切ない時刻表

ここからはちょっとだけ歩く。先ほどの北田原奈良交通のバスに乗り換えればそんな必要もなかったが、短い区間の乗り継ぎは本日食傷気味なこともあって、面倒な乗り換えはせずに歩いてバス停へ。森山バス停は大阪府らしく、歩き始めてすぐに府県境のサインがあり、再び奈良県へと入る。歩くこと数分で出店バス停へと到着。周りに民家しかない場所だが、ここで30分ほどの待ち合わせだ。

出店バス停と空き家
奈良交通 出店バス停


*1:「私市」は「きさいち」と読むようだ。

*2:後述するが、奈良県内に入ると奈良交通の路線と重複する区間もある。

*3:ほしだ園地」という大阪府民の森が近くにあり、そこの施設として星のブランコと呼ばれる「吊り橋」があるらしい。つまり、ブランコはない。

*4:松江市内では、すべての路線バス運転士が会社に関係なく挨拶していたのを見たことがある。また、同じ営業所のバスにのみ挨拶している会社もあるようだ。

2018.06.23-25 南から北へ88

津田駅でしばらく待つと香里園行のバスがやってきた。これで京阪交野市駅に向かう。

2018.06.24[Sun]
津田駅14:33→京阪交野市駅14:45~京阪香里園(行)
京阪バス[14]、¥230、3.6km

津田駅にて
京阪バス 京阪香里園行

津田駅での乗客は2人、途中からの利用者も1人だけと、久しぶりに混んでいないバスだ。京阪交野市駅までの距離はそれほどないが、狭い道の通過や、鋭角な交差点を曲がるなど、そこそこ見どころはあり、きょろきょろしがいのあるバスだった。

京阪バスの運転士は皆さん運転およびアナウンスが丁寧で非常に好感が持てる。バス会社単位で比較した場合、これまで乗った中では一番良いように思う。始発バス停に停まっているとき、先頭の行き先表示パネルのところに出発時刻を表示するのも分かりやすくていいし、1dayチケットも便利だ。もう少し乗っていたいところではあるが、残念ながら次のバスが京阪バスの最後になる予定だ。

交野市駅の駅ビル
京阪交野市駅

15分ほどで京阪交野市駅に到着。駅ビルは割と立派な造りだが、中には暇つぶしができそうなテナントがないため、近くのイズミヤへ。専門店街にあった喫茶店ホリーズカフェ」で一休み、というか一涼み。終日モーニングサービスをやっているようだが、こんな時間でもモーニングサービスを求める利用者が複数いた。3時はおやつの時間ではあるけど、「食パンは食事」の感覚が強いせいか、おやつにトーストってどうかなあとつい思ってしまう。


2018.06.23-25 南から北へ87

続いての京阪バス津田駅を目指す。当座の目的地は交野市駅だが、日曜日には乗り換えなしで行けるバスはない*1。1回乗り換えならいくつか選択肢はあるが*2、今回は津田駅経由で交野へ向かうことにした。

2018.06.24[Sun]
枚方市駅13:51→津田駅14:11~穂谷(行)
京阪バス[72]、¥230、5.8km

枚方市駅にて
京阪バス 穂谷行

枚方市駅ですでに21人の乗客。最初は混み合うバスも物珍しかったが、3回連続ともなるとさすがにげんなりしてくる。あまりきょろきょろもできないので周囲の景色も眺められず、おとなしくいつものポジションに座って津田駅到着を待つ。

後ろに座った大学生っぽいカップルが、バイト先の話で盛り上がっている。バイト先は同じ飲み屋のようで、男性はそのバイト先に入って間もないらしい。変な先輩の愚痴とかは聞こえてくるが、さすがに変な客の話は出てこない。リテラシーが高いのか、2人とも調理担当なのかまでは分からなかったが。

津田駅までに乗客は6人増えたが、ここで約半数が降車する。バスの駅間利用はここでも多いようだ。もちろん、バスを乗り継ぐ人は見当たらず、ほとんどが駅に吸い込まれていく。大阪方面なら交野から京阪で行けば済む話なので、奈良方面へ向かう人たちだろうか。

津田駅の西口には、駅の北側に新しそうなマンションが建っているのに対し、駅南側は1970年代に販売されたと思われる建売住宅が並んでいた。この風景の対比が妙に気に入って、意味もなく写真を撮っていたので載せておく。もちろん自分の好みは建売住宅の方だ。

津田駅前の風景
津田駅西口北側にそびえたつマンション

津田駅前の風景
津田駅西口南側に立ち並ぶ建売住宅


*1:平日日中に2本だけ存在する。ただし、乗り換えなしで行ける鉄道があるので、なくても別におかしくはない。

*2:例えば、香里ヶ丘や高田乗り換えなど。