2017.06.22-25 南から北へ5

2017.06.23[Fri]
青井岳温泉16:35→宮交シティ17:22宮崎駅(行)
宮崎交通[552]、¥1,000、24.9km

青井岳温泉バス停で待機する宮崎駅行最終バス
宮崎駅行バス

いまだ弱いながらも霧雨が降り続く中、宮崎方面最終便の案内がされたのでバス停へと向かう。青井岳温泉からの乗客は自分を含めて4人。なお、宮交シティで降りるまで、利用したバスには常に自分以外の乗客がいた。これは今回の旅で初めての体験だ。

バスは青井岳温泉へ来た時と同じように、しばらく新緑に覆われた山間のワインディングロードを走行し、10分ほど走って視界が開けたあたりで七野に到着、小学生らしき人が乗ってくる。塾通いで帰りは家族の車、といった感じだろうか*1。似たような小中学生は他のバス停でも数人見かけたが、不思議と高校生の利用は皆無だった。

田野町、旧清武町の(おそらく)国道269号の旧道部分を丹念にトレースしながら、バスは宮崎市中心部へと進む。夕刻ともあって一部では渋滞が始まっていたものの、10分程度の遅れで宮交シティに到着。これまでのバス停にはない、人で賑わう県庁所在地のバスターミナルに、若干戸惑いながら降り立った。


*1:池田あたりで降りたが、下り最終バスの発車まで40分ほどしかないため、往復ともバスはさすがにないだろう。

2017.06.22-25 南から北へ4

2017.06.23[Fri]
西都城駅前バスセンター14:40→青井岳温泉15:28
宮崎交通[61]、¥930、24.6km

霧雨をほとんど感じなくなったころ、バス停に次に乗る青井岳温泉行が入ってくる。西都城駅前バスセンターから乗るのは自分一人だったが、都城市街であらかたの座席は埋まる。

都城には「デパート前」という、えらく強気な名前のバス停があった。固有名詞を冠する必要がない、少なくとも近隣でデパートと言えばコレ、ザ・デパートといったものがあったのだろう*1。道路の東側にそれっぽい更地があったので、現状は「デパート跡」が適切な気もするが、三州自動車と違って*2宮崎交通ではバス停名をすぐに更新しないのかもしれない。いや、地域住民の思いが強すぎて変えられないのかもしれない。

バスは旧山之口町を目指して国道269号線を進んでいく。以降はまた一人旅となる。上野上*3より先は青井岳温泉休館日は運行されないとのこと*4。たしかに上記バス停を過ぎてからは、渓流沿いの人家の見当たらない道を進む。

終点の青井岳温泉のバス停は青井岳荘の正面にあった。折り返しのバスはすぐに都城方面の最終バスとして出ていくが、宮崎方面へのバスは1時間ほど時間がある。いい機会なので入浴する。お湯はぬるぬる系で根占温泉よりもこちらの方が好み。しばし露天風呂にてのんびり時を過ごした。

青井岳荘
青井岳荘


*1:おそらくwikipedia:都城大丸じゃないかと思う。

*2:南から北へ3」で触れた中学校跡バス停のこと。

*3:上野・上ではなく、上・野上らしい。

*4:これは宮崎側も同様で、末端部は開館日のみ運行される。

2017.06.22-25 南から北へ3

2017.06.23[Fri]
鹿屋12:20→広口13:50都城(行)
三州自動車、¥1,280、53.0km

三州自動車都城行バス(鹿屋)
都城行バス

天気は曇り。時折霧雨が強くなるような状況。小1時間ほど待った後、都城行のバスに乗る。三州自動車はこれが最後だ。

利用状況をいうと、北札元までのバス停で計5人の乗り込みがあったが、あとは降りる一方。野方までに私以外はすべて降車してしまう。「中学校跡」というバス停や、20~30年前までは活気があったであろう地場の商店跡など、切なくなる風景の中を進む。途中岩川末吉のあたりで短距離乗車はあったものの、ほぼ一人ぼっちで都城へと入る。

広口の案内では「西都城駅お越しのお客様は~」と案内があったので、安心して降りる。バスを降車後は徒歩で西都城駅へ向かう。

雨の西都城駅
西都城駅

西都城駅都城の中心街に近く、国鉄時代に高架化された駅だが、今日の駅に活気はない。霧雨でより濃い灰色となった高架部分、だたっ広いのに何もない駅構内、いずれからも物悲しさを感じる。

昼食を駅周辺で済まそうと考えていたが、適当な店が見当たらない。仕方なく駅に併設されたバスセンターの隣にある駅弁屋でかしわめしを購入し、バスセンターの待合所で食事を済ませた。