2017.06.22-25 approach1

前口上が長すぎた。そろそろ本題に入ろう。……といっても、旅の記録を兼ねる意味で、アプローチから書き進めていく。北から南の話はもうちょっと後で。

まずは鹿児島へ。スタート地点であるホテル佐多岬を目指す。富山在住なので、朝一の飛行機で羽田へ移動する。

2017.06.22[Thu]
富山07:10→羽田08:15
ANA 312

天気は薄曇り。スーツ姿の男性が多いが、ツアーの団体も見える。聞こえてくる話の内容から沖縄へ行くツアーのようだ。

機体はB767-300。富山では見慣れた機体で面白味はない。離陸は北向きで。日本海の海上は雲がないが、陸には雲がかかっている。富士山は雲の上に飛び出して見えた。

飛行コースは、富山~羽田でよくある大子回り。座席が右の窓側なのでしばらく外を眺めていたが、上越市上空あたりまではかろうじて分かったものの、以降は雲海の上となる。

次に場所が分かったのは、那須塩原市。川の位置、新幹線のルート、市街地の位置などから、黒磯駅の北側を東南方向へ飛んでいたと思われる。その後遠くに中禅寺湖を眺めながら南下。筑波山の東側を通過し、木更津市上空で旋回。アクアラインに沿って高度を下げ、34Rに着陸。出発時は少々遅れめだったが、到着は定刻だった。

2017.06.22[Thu]
羽田08:55→鹿児島10:40
ANA 621

鹿児島行の乗り継ぎ便は40分後でいい塩梅。客層はサラリーマンが多そうだ。

機体は先ほど同様B767-300。座席もこれまた右窓側。機内の映像装置が調子悪いらしく、安全ビデオ上映の代わりにキャビンアテンダントによる実演説明が行われた。よりエンターテインメントだ。

離陸はD滑走路の05から。誘導路を走行中、並んでいる飛行機を後方から眺めることになり、飛行機のお尻の魅力に目覚めてしまう。

離陸後すぐに旋回して西へ向かう。東京湾上では雲もなく良い眺めだったが、次第に雲が濃くなってきて、平塚以降は雲の中。以後、宮崎上空まで地上は見えなかった。

鹿児島空港への着陸は16から。到着は10分ほど遅れたようだ。地上は雨が降っているようで、飛行機から出ると湿気が体にまとわりつくようになる。天気が悪くても、十分南国感がある。


最南端バス停について2

前回の続き。

最南端バス停候補として以下の4つ。

  1. ホテル佐多岬
  2. 田尻
  3. 田尻三叉路
  4. 佐多岬展望公園入口

情報を丹念に見ていくと、南大隅町のバスにはバス停は設けませんとなっていたので、除外できそうだ。あくまでこだわる先は最南端「バス停」だ。バス停なしならどうでもよい。ということで2.と3.が消せる。

問題はシャトルバスだ。バス停があるかどうかは分からない。軽く検索してみたところ、バスの写真はあってもバス停があるかどうかまでは確認できず。期間限定の運行と思われるので、無視する方向で結論を出してはみたものの、気になる。訪問するとなるとスケジュール的にきつく、ホテル佐多岬から数キロの歩きが必要だ。

どうしようか。

 

……と行くまでは割と悩んでいたのだが、ホテル佐多岬のエレベーターにこんな掲示があった。

本土最南端最終バス停 ホテル佐多岬
ホテル佐多岬での掲示

ここまで言い切ってくれるのなら、これに従う他あるまい。


《2023.01.23 追記》

最北端バス停については以下を参照のこと。


最南端バス停について1

始める前にちょっと悩んだのが最南端バス停について。

先達のサイトでは鹿児島交通の「佐多岬」バス停をスタートとしているが、すでに廃止されて久しい。現在、このあたりの路線バス事業者は三州自動車であり、こちらの最南端バス停は「ホテル佐多岬」のようだ。

ただし、ここより南へ行くバスは他にもある。

まずは、南大隅町が運営する「佐多地区コミュニティバス」および「スクールバス(一般混乗可能)」の存在。町の広報誌である 広報みなみおおすみ2014年3月号[pdf]を見ると、ホテル佐多岬よりも南にある集落の田尻にバスが行くらしい。しかもバス停名が、コミュニティバスなら「田尻」、スクールバスなら「田尻三叉路」と微妙に異なっている*1

加えて、佐多岬展望公園整備*2のため、佐多岬第2駐車場から佐多岬展望公園入口まで無料のシャトルバスが運行されている*3。ちなみに多客期は有料の模様*4

さらに、2017年4月より半年間、実証運行される根占港発着の無料周遊バスも佐多岬を経由するようだ*5

最後に挙げた周遊バスは、発着場所以外に乗降可能な停留所はなさそうなので、とりあえず除外するにしても、となると、最南端バス停候補は以下のとおりとなるだろう。

  1. ホテル佐多岬(一部サイトでは佐多岬ふれあいセンターとも)
  2. 田尻
  3. 田尻三叉路
  4. 佐多岬展望公園入口

さて、どうしたものか。

その2へ続く。



*1:位置関係なら鹿屋市南部・肝属郡バス路線図が分かりやすい。ただし、スクールバスの記載はなく、田尻が田代になっていたり、ホテル佐多岬がふれあいセンターになっていたりする。

*2:もともとはいわさきグループが建設・運営していた佐多岬ロードパークが佐多岬までの唯一のルートであったが、これを南大隅町に移譲したことによって行われている再整備のこと。詳細はwikipedia:佐多岬ロードパークを参照。

*3:佐多岬公園の立入規制等について

*4:佐多岬公園におけるシャトルバス運行のお知らせ

*5:根占港発着無料周遊バス運行のお知らせ