2024.03.29-30 標高差2,721m 32

上新田北口で佇んでいると、バスが2台連なってやってきた。1台は加古川へ戻るバス、もう1台は土山へ進むバスとなる。

2024.03.30[Sat]
上新田北口《標高51.9m》12:50→土山駅13:17
神姫バス [2]上新田北口~稲美中央公園前~土山駅、¥400、8.4km

上新田北口にて
神姫バス 土山駅

先ほど乗ったバスはターミナルから郊外へ向かう典型的な利用のされ方だったのに対し、今回乗るバスはこの逆、郊外からターミナルへ向かうバスの典型的な利用形態だった。まあ、どちらも駅を発着するバスのなので、当たり前と言えば当たり前なのだが。

上新田北口を1人乗車で出発する。土山駅へはまっすぐ向かうわけではなく、しばらくは稲美町内を右往左往してから目指す。乗客のほとんどはこの右往左往中に乗ってきたので、これは必要な右往左往だ。途中、日経パソコンを小脇に抱えた初老の男性が乗車してきたけど、「雑誌を小脇に抱える人」なんて見るのはずいぶん久しぶりな気がした。

六分一山の先で右折すると、あとは直進すれば土山駅という位置関係となるが、ここからにわかに道が混み始める。時間的には余裕があるのであまり気にならないが、どうやら国道2号を横断するのに時間がかかっているようだ。混んでいる交差点に近づいたタイミングで前方を観察すると、2号バイパスの中岡交差点とその先の土山交差点のどちらにも右折レーンがなく、右折車が発生するたび車の列が進まなくなっていた。流れが悪くなるのは必然といった感じだが、建物の多い駅周辺ということで交差点の拡幅も難しいのだろう。

ただ、バスはこの混雑を運行時刻に織り込み済で、終点の土山駅には遅れもなく到着した。最近のバスはこういった調整が絶妙な会社も増えてきていて、路線バスの乗り継ぎも予想よりうまくいくことのが多い気がする*1。ちなみに土山駅の降車バス停は駅から100mほど離れたところにあった。狭い駅前通りでバスを捌くためなんだろうか、大都市部ではよくあるパターンだ。


*1:なんて舐めたこと言ってると痛い目に合いそうだ。

2024.03.29-30 標高差2,721m 31

加古川駅にて
鳩が群れるサークル

宝殿駅に引き続いて、加古川駅でも40分ほどの待ち時間がある。昼食を摂るためそのときの気分だった街中華を探すが見つからず、餃子の王将で妥協する。駅前のベンチには鳩が異様なくらい群がるエリアがあった。誰かがこっそり餌でも撒いているのだろうか。人が近づいても一心不乱に足元をつつく鳩たちを、まるで自分事のように眺めて過ごした。

2024.03.30[Sat]
加古川駅《標高5.9m》12:00→上新田北口12:28
神姫バス [15]加古川駅~坂元北~上新田北口、¥490、9.5km

加古川駅にて
神姫バス 上新田北口行

国道2号沿いを進むのであれば、この後乗るべきなのは土山駅行のバスだが、あいにく良い時間のバスがない。なので、少々回り道にはなるが上新田北口経由で土山駅へと向かう。加古川駅での乗客は8人。このバスは駅から郊外へ向かう路線の典型的な利用形態で、乗車は出発地点である駅ターミナルのみ、あとは降車で乗客が減る一方だった。加古川駅から7番目のバス停である水足東口を過ぎると、乗客は2人だけとなる。福留を越えるとのどかな郊外の景色となり、舗装状態があまり良くない道を揺れながら進む。昼食直後ということもあって眠くなる。

上新田で1人降りたので、終点の上新田北口まで行ったのは自分だけだった。到着したバスはすぐにいなくなり、だだっ広い車庫にひとり取り残されてしまう。次のバスは20分後、近くに加古大池というのがあるようだが、ため池を見にいってもなあ、という気分になって土手を眺めるだけにした。

上新田北口にて
上新田北口バス停と加古大池の土手


2024.03.29-30 標高差2,721m 30

2024.03.30[Sat]
JR宝殿駅《標高4.7m》…宝殿駅北口/徒歩、0.5km

宝殿駅北口
宝殿駅北口

宝殿駅では1時間ほどの待ち時間がある。次のバスは北口発なので、まずは移動する。上記のGoogle マイマップは踏切経由で遠回りしているが、実際は駅の自由通路経由で移動している。もっとも、待ち時間が長かったので、近くのコンビニに行ったり駅周辺を散歩したりしたので、その際に上記の踏切は通過している。

駅にはこれから結婚式へ行くような恰好の人を見かけた。この後も別々の場所でそんな人たちを見かけたので、この日は大安だとばかり思っていたが、記事を書く際に確認したら仏滅だった。最近は六曜を気にしないのだろうか(気にしない方が良いとは思うけど)。ちなみに今いる高砂市は「ブライダル都市高砂」を宣言している。「高砂や」にかけたのだろうけど、どんな都市なのか説明を呼んでもよく分からなかった。

宝殿駅北口にて
かこバスのバス停とブライダル都市高砂宣言

ブライダル都市高砂宣言
(BRIDAL CITY TAKASAGO)

高砂やこの瀬舟に帆をあげて…」とふるくからめでたい謡曲としてうたわれ親しまれた「高砂」ゆかりの地

平和と長寿の象徴である「尉と姥」のいわれの発祥の地

それがわたしたちのまち「高砂」です。

わたしたちは、祖先から引きついできた由緒あるまち「高砂」を誇りとしています。

人と人が出会い 愛し合い、信じ合い、そして、そこに新しいものが生まれる。

わたしたちは、そのような瞬間を大切にしたいと思っています。

わたしたちは、健康で明るく生きがいのあるまちづくりを目指しています。

そして、いま新たに、「ブライダル都市」として、人々の幸福と平和のシンボル「高砂」を築いていくことを決意し、ここに宣言します。

昭和63年7月1日

高砂市

出発5分前くらいに次に乗るバスがやってきた。

2024.03.30[Sat]
宝殿駅北口《標高4.2m》11:00→加古川駅11:18
神姫バス [54]宝殿駅北口~加古川駅、¥250、4.8km

宝殿駅北口にて
神姫バス 加古川駅

バスの降車場には自家用車が4台、バスレーンに対して垂直に並んで駐車されていたので、まずはそれの排除を行ったのちに乗車バス停へと移動してきた。バスの本数があまりないからか、バスの降車場が送迎用駐車場として当たり前のように使われているみたいだ。バスが出発するときにはすでに3台が戻ってきていたので、排除されることに慣れているのかもしれない。駅前ロータリーが狭いからとはいえ、率直に良くないなあと思う。

宝殿駅北口からの乗客は自分だけ。北口発だがすぐに跨線橋を越えて国道2号に入って加古川駅へと向かう。国道2号で東進するパターンは姫路以降のお馴染みだ。なお、この国道2号はバイパスではなく旧来からある道の方で、常に渋滞しがちな方だ。このバスも加古川を渡る橋のあたりで流れが悪くなり、終点には若干遅れての到着だった。宝殿駅北口では1人だったが、途中の東平津で乗客があったため加古川駅では2人が降車した。