茅ヶ崎駅からは藤沢駅北口までのバスがある。途中に辻堂駅があるので今回は2駅分進むことができるが、やっぱり尺取虫の移動そのものだ。
2025.09.13[Sat]
茅ヶ崎駅09:00→藤沢駅北口09:41
神奈川中央交通 [藤21]、¥430、11.0km
「ち7」のバスに乗車する。「ひ」が平塚なら「ち」は茅ヶ崎だろう。どうやら営業所名のひらがなを振っているようだ。前回のバス同様、ここも9人で出発する。神奈中も5本目、そろそろ車内の自動放送や運転士の所作に慣れてきた。降車ボタンが押された際、バスが停車するまでに「扉が開くまでお待ちください」が3回も流れるところなど、会社として車内転倒事故を撲滅したいという気概が感じられる。ただ、それでも動いてしまう人というのはやっぱりいて、バスに乗り慣れていなかったり放送を聞いてなかったりとかなんだろうなあとも思う。大事な情報を万人に伝えるのは本当に難しい。
バスは国道1号まで戻ったあと、2つ目のバス停である本村*1で2人が降車する。まあまあ距離はあったが、駅前バス停から1バス停分の乗車で降りるというのは、地方ではなかなか見かけないと思う。その後市立病院で半分くらいが降車し、乗客は4人にまで減少する。このあたりで細かい粒の雨も降り出してきた。バス停でこのバスを待つ人たちからすれば、嫌なタイミングで降ってきた雨だろう。
市民病院から先、バスは住宅街へと入り込んで、くねくねうねうねと進みつつ乗客を拾っていく。特に室田から菱沼団地入口までは7連続で乗車のあるバス停への停車となり、その先の小和田小学校ではついに立ち客も出てきた。ただ、そんな混みも辻堂駅西口および辻堂駅北口の停車で計20人が降車となり、車内に余裕が生まれてくる。1駅間で繰り返される乗客増減の路線バスパラダイムを神奈中バスは何度も自分に教えてくれる。
辻堂駅北口は乗客13人でスタート。しばらくはJR東海道線沿いの道路を走行する。新町一丁目から新町三丁目にかけては、線路側(辻堂方面行)には歩道がない窮屈な片側1車線の道路だが、バス停のあるところのみ路面電車の安全地帯のような停留所があった。今朝、川沿いにある段差も柵もない押切バス停*2で待機した自分から見れば過保護のようにも思えるが、利用者の多いバス停であればこれくらいの設備は必要なんじゃないかと思う。
新町二丁目バス停
バスは線路沿いの道をそのまま藤沢駅へ向かうわけではなく、高山車庫へちょっと寄り道する。高山車庫では降車バス停で乗客を降ろしたのち、車庫内で向きを変えて反対側の乗車バス停へアクセスする流れだった。7人が降車したのは車庫に隣接して大きなショッピングモールがあるためと思われる。都心に近くなっても、駅近デパートより郊外ショッピングモールの方に人が集まるというのは富山と変わらないようだ。
いつの間にか雨はやみ、日差しが差すようになってきた。相変わらずバスは線路沿いの道を走って藤沢駅北口へ向かう。前述のとおり、このバスは途中乗降が多かったので、少々遅れている。次のバスとの乗り換え時間は定時ならわずか8分、藤沢駅直前の三富士町での乗り継ぎも考えたが、ここまで乗ってきたのなら終点まで乗りたいという気持ちが勝ってしまい、終点の藤沢駅北口まで乗車した。到着時間は9時48分で降車客は7人、のはずだが、乗客数の確認もそこそこにペデストリアンデッキを駆け上がっていた。
*1:読みは音読み(ほんそん)だった。
*2:「上・京・物・語 43」参照。
