上・京・物・語 (Local Bus Version) 39

元箱根港では様々な国の人たちがそれぞれの流儀でバスを待っていて少しカオスだった。ただ、見た感じ待ち人が少なそうなバス停が降車バス停の隣りにあったので、そこに並んでおく。待っている人が多いバス停からは高頻度でバスが出発している、なんて少し考えれば気づきそうな事実に気づいてはいない。

2025.09.11[Thu]
元箱根港16:35→箱根湯本駅17:10
箱根登山バス [K]箱根旧街道線、¥1,080、12.3km

元箱根港にて
箱根登山バス 箱根湯本駅

乗車したのは旧街道線、前段ではどのバスに乗るか全く決めてなさそうな感じで書いてはいるが、実際は旧街道線か箱根町線のどちらかで下ろうとは考えていた。そんな中、素直に山を下りるより「旧街道」なんて素敵な響きを路線名に持つ方を選ぶのは混み具合よりも優先されるだろう。ただ、座席数から逆算して座れる位置に並べていること、くらいの確認はしている。

ここからは箱根登山バスとなるが、これまでの東海バスと同様に中扉不使用の乗降であり、伊豆箱根地区の路線バスは基本このパターンのようだ。これのおかげで中扉付近には荷物置き場が自然発生し、大きな荷物が集められていく。大きな荷物を持つ外国人が主としてやっているので、おそらく麓から芦ノ湖へやってくる際にそうやっているのを見て覚えたのだろう。ちなみに乗客は20人でほぼ椅子が埋まった状況で出発となった。パッと見た感じ日本人は6人ほどで、乗客のほとんどが外国人、それも欧米系の人たちばかりだった。

元箱根港を出るとすぐに国道1号から離れて、旧東海道沿いに箱根の山を下っていく。途中の乗降も少しあるが、途中のバス停を利用する人はほとんど外国の方ばかり。旧街道の道ということもあって、バスは無茶苦茶狭いところやつづら折りの急坂を進む。やがて上部に高速道路のような立派な道路が見られるようになるが、これが箱根新道と気づくまでけっこう時間がかかった。まあ、不案内な土地なんてそんなものだ。

本陣跡バス停付近の道

狭い道ではあるが運転士は慣れたハンドルさばきで進んでいく。芦ノ湖を出るときは日差しがあったはずなのに、いつの間にか雲行きが怪しくなって、須雲川手前からけっこう強めな雨が降ってくる。そんな中、奥湯本入口ではまとまった乗降があり、さっさと乗り込みたい人と降りてすぐに屋根のある場所へ行きたい人の流れがぶつかって軽く混乱が発生したりもする。ここでの乗客は日本人が多めで、以降の利用者割合(海外:国内)が1:1くらいになった。その後は道なりに下って行き、箱根湯本駅下流側にある三枚橋バス停に出る。終点の箱根湯本駅ではUターンして駅のある道路側へ横づけして到着となった。14人が降車し、皆鉄道駅の方へと吸い込まれていった。

雨の中停車するバス
箱根湯本駅に到着した箱根登山バス