上・京・物・語 (Local Bus Version) 36

東田子の浦駅
東田子の浦駅

東田子浦駅での乗り継ぎ待ち時間は50分。天気が良くなりつつあるが、晴天になればなるほど暑くなるため、待ち時間で海まで散歩しようと考えていた気持ちが急速に萎えていく。晴れ間が増えてきたといっても富士山が顔を出せるほど雲が減ったわけではないので、期待していた景色もなくちょっと手持無沙汰だ。東田子の浦駅*1無人駅で、朝出発した由比駅に似ていて最近そうなったような雰囲気の駅だった。駅舎内の改札手前のエリアにはベンチがなく、セブンティーンアイスの自販機が佇んでいる。9月も半ばに入るというのに、温度が高いこともあってか夏っぽい風景ばかりが目に入ってくる。

東田子浦駅にて
富士急シティバス 沼津駅南口行

次に乗るバスはけっこう早い時間に東田子浦駅へやってきた*2。すぐにでも涼しい車内へ導かれたかったが、運転士に迷惑をかけたくないので*3出発5分前にドアが解放されるまで待ち、それでも恐る恐るといった感じで近づいて乗車する。

2025.09.11[Thu]
東田子浦駅13:10→沼津駅南口14:00
富士急シティバス [943]東海道線、¥760、13.3km

バス車内から見えるバス停には「東田子の浦駅」と書かれている
東田子浦駅で出発を待つ富士急シティバスとバス停

今度のバスも先ほどのバスと同様寸詰まりのバスだ。ここまで乗ったバスとデザインは一緒だが、バス会社は富士急静岡バスから富士急シティバスに変わっている。路線名が「東海道線」とあるのでかつての街道筋を進むバスなんだろう。東田子浦駅は乗客1人で出発し、しばらくは吉原から乗ってきたバスがたどった道の続きを進む。ただ、JR東海道線の南側を走る区間は短く、植田の先の踏切で北側に出て、しばらくはそちら側を通る。自分以外の初乗客は桃里西であったが、すぐの原駅で降車となる。まあそんなものだろう。

原交番前バス停付近の道路

原駅で少々の時間調整ののちに出発、しばらくは原の市街地を進む。乗り継ぎバス停として乗降する可能性もあった原交番前バス停もここにある*4。原駅周辺は道幅が狭くて路駐が多く、つまりはそれくらいの賑やかさはある商店街があった。バスサイズはこういった走りにくい道のせいなのかもしれないが、次の寄り道ポイントである片浜駅まで乗客はなかったので、結局は利用者数相応の車体ということのようだ。三本松の先で再度線路を越えてJR線の南側へと戻る。この付近の道路が変わっていて、オメガ(Ω)を描くように歪曲している。かつては道路と線路が直線で交わっていたところに放水路ができたため、こんな形になったように見える。道路の利用者視点だと不便そうとしか思えないが、同じ位置に踏切を作れなかったが何かあるのだろうか*5

三本松バス停付近の道路

やがて片浜駅へ寄り道して停車、2人が乗車し数分の時間調整が入る。ここからは運行本数も増える区間なので利用者も増えるだろう、なんて考えていたが、それほど利用者が増えることもなく、終点の沼津駅南口で降りたのは4人だけだった。

沼津駅南口にて
沼津駅南口に到着した富士急シティバス(と鳩)


*1:JRの駅名は「東田子の浦」なのに、時刻表・運賃表上のバス停名は「東田子浦駅」となっている。ただし、実際のバス停に書かれているのは後掲する写真からも分かるように「東田子の浦駅」となっていた。

*2:後日時刻表で確認したところ、12:45到着のバスが折り返すダイヤ設定になっていた。

*3:こういった待機時間は「中休」と呼ばれる扱いになっていることが多く、運転士的には勤務時間ではなく休憩時間だったりする。無理を言えば乗せてもらえることもあるし、実際自分も雨天の始発バス停で乗せてもらったこともあるが、基本的には休憩時間なので断られても仕方がない。

*4:詳細は前回記事の冒頭部注釈を参照。

*5:橋の強度的な問題くらいしか思いつかなかったが、予算と設計で容易に解決できそうな話のように感じた。