上・京・物・語 (Local Bus Version) 1

〽ラン ラララララランランラン

シャ乱Q 『上・京・物・語』

ということで、特に理由はないが路線バスを乗り継いで上京したいと思う*1。出発地はもちろん地元富山、その中でも最もバスが集まるターミナルである富山駅からとなる。路線バスを乗り継ぐくらいでは大した物語にはならないとは思うが、そんな移動の記録を残しておきたい。なお、書くまでもない話だが、「東京」へ向かう僕を見送る人など誰もいない。悲しいね。

富山駅
富山駅

ようやく暑さが和らいできた、というか本来の夏程度になってきた気がする。とはいえ、本日の富山市の最高気温は35℃、まだまだ真夏だ。

今回は上京するということで、まずは愛知県方面へ南下し、そこから東進して東京を目指すつもりだ。せっかくの上京なので、一気に東京まで行くため1週間の休みを取った。なので、相当ウキウキしている。「上・京・物・語」は恋人との別れの歌なのに、こんなんでいいのかという気持ちもなくはないが、人の数だけ物語はあるのでそんなんでもいいのだ。

2025.09.07[Sun]
富山駅前07:30→猪谷08:28
富山地方鉄道 [31]猪谷線、¥1,180、27.2km

富山駅前にて
地鉄バス 猪谷行

さて、最初に乗車するのは地鉄バスの猪谷線。この路線、「運航に必要な運転手の確保が困難な状況が続いて」いるため*2、9月末の運行をもって猪谷までは行かなくなった*3。代替として笹津駅前行が設定され、高山線との乗り継ぎにより猪谷方面への利用者のフォローが行われるが、路線バスでは繋がらくなるのは確かなようだ。自分にとっては今回の上京時の利用が乗り納めとなる、ちょっと残念だ。

山田行と滑川行の路線バス
2025年9月末でなくなってしまう他の行先のバス*4

富山駅からの利用者は7人で最大は西上袋出発時点の8人、日曜日の朝の下りにしては多い方じゃないかと思う。道が空いているせいかバス停での時間調整が6か所もあった。栗山南口以降は乗客2人の状態がずいぶん続くも、終点1つ手前の片掛でナップサックを背負った高齢の男性が降りていった。きっとどこかの山へ向かうのだろう。ということで、終点の猪谷まで乗車したのは自分のみ。バスは自分が降りるとすぐに去っていった。

国道41号を南下して転回場へ向かう地鉄バス
猪谷バス停を去る地鉄バス

なお、今回利用した地鉄バスの乗車ルートを Google マイマップで描こうとしたが、国道41号の旧道部分で道路が繋がってない箇所があったため、そこで分割してルートを作成した。なんか最近の Google マップ、こういうこと多い気がする。修正提案を投げてもけっこうな確率で却下なんだよなあ*5

2025.09.07[Sun]
猪谷…猪谷駅/徒歩、0.2km

道路沿いに幟が立ち、いつもより多くの人が集まっている。
飛越ふれあい祭り準備中の猪谷駅前通

終点の猪谷でバスを降りると、いつもとは違って駅前通りが賑やかだった。どうも「飛越ふれあい祭り」の開催日だったようで、多くの人が集まって準備が進められていた。猪谷駅まで上ってくると、駅構内で運行されるトロッコの準備などもされていた。屋台で販売予定の400円の鮎の塩焼き、食べたかったのだがまだ焼きあがっていなかった。残念だった。


*1:もし理由があるとすれば、「路線バスに乗りたい」だけだ。

*2:【お知らせ】令和7年10月1日の路線バスダイヤ改正について | 富山地方鉄道株式会社」より。

*3:後述する山田行や滑川行も同じタイミングで廃止となる。

*4:奥が21系統山田中核型地区センター前行、手前が71系統滑川駅前行。

*5:記事公開時点で早くも却下済だった。バイパス経由の方が遠回りなので、Google のルート案内が距離の短い旧道経由となってしまうのを防ぐため、みたいな理由な気がしてきた。だからといってその対策が道路を繋げないというのはおかしいと思うけど。