2024.11.13 初冬のアルペンルート通過 1

富山県境を越えて走る路線バス」というのを調べたせいで、アルペンルートが気になってきた。本来ならバスのみでアルペンルート越えというをやってみたいのだが*1、今回は季節も季節なので素直なアルペンルートを辿って行く。

2024.11.13[Wed]
電鉄富山07:11→立山08:16富山地方鉄道 立山線、¥1,230

電鉄富山駅とマリエ
電鉄富山駅

スタートは地鉄電車電鉄富山駅は立体交差工事のため改札が南側にずれていた。地鉄電車に乗る機会があまりないので、駅の変化にけっこう驚く。扇沢までのきっぷは立山駅で買うつもりで、鉄道はえこまいかで乗車する*2。車内は朝の下り列車にしては乗っている印象で、外国人観光客らしき人たちも少ないながら確認できる。

座席が6割くらい埋まった状態で快晴の電鉄富山を出発する。電鉄富山方面へ向かう乗客は多く、対向する列車の車内やホームはけっこう混んでいた。上市方面と分かれる寺田以降は中学生っぽい雰囲気の生徒の利用が増えてくる。立山町内にある中学校は1つだけなので、そこへの通学は地鉄沿線住民なら鉄道利用となるようだ。地鉄の路線バスも立山町内完結の路線が2系統残っており*3、町が公共交通を残すべく頑張っているように感じた。

立山町の中心部にある五百石で高校生が降り、そして次の榎町で中学生が降りたが、まだ乗り続けている制服姿の生徒もいる。これより先に学校なんてあったっけ? と訝しんでいると、岩峅寺で皆さん下車し上滝線へ乗り換えていった。立山町内から片山学園へ通学する生徒と思われる。上滝線の末端区間なんてほとんど利用されていないと思っていたが、通学で利用されていたのは意外だった。

快晴の富山を出発したはずだったが、岩峅寺以降は曇となる。室堂は晴れているという情報は確認済なので、しばらくは雲中を抜ける必要があるようだ。岩峅寺より先は、千垣で降りた2人以外の乗客に変化がないまま立山駅に到着となった。

立山駅にて
立山駅到着直後の地鉄電車


*1:室堂~黒部ダムを歩くというもの。「富山県境を越えて走る路線バス 2(長野県境編)」で検討している。

*2:そっちの方が安くなるという打算が働いている。ただ、そもそも電鉄富山駅アルペンルート切符売り場はこの時間クローズだったので、電鉄富山からの当日券入手は不可能だった。

*3:一夜泊発着と蔵本新発のバス(ともに尾山中学校前経由で五百石駅前とを結んでいる)が運行されている。