2024.06.27-28 越前海岸バス巡り 7

12時ちょっと前に波の華温泉を出てバス停へと向かう。バスはすでに待機していた。

2024.06.28[Fri]
波の華12:09→みの浦12:36福井駅(行)
京福バス [10]越前海岸ブルーライン、¥640、12.9km

波の華にて
京福バス 越前海岸ブルーライン 福井駅

ここからのバスも福井駅行だが、直前に乗ったバスとは違うルートで福井駅へ向かうらしい。こちらのバスも一度くらいは通して乗ってみたいが、今回の移動の目的は「越前海岸バス巡り」なので、このバスも途中で降りるつもりだ。出発時刻よりも早くにバス停に向かったにもかかわらず、運転士は車内に招いてくれた。やっぱり福井のバス運転士は対応が丁寧な気がする。

波の華のバス停は近年埋め立て地に作られたと思われる国道上にあった。ここを乗客1人で出発すると、いったんバスは南下したのち、直前に乗ったバスが走行した旧道を北上するようになる。狭い道なのでゆっくり進み、極力バス側が道を譲るような形で離合していく。こういった光景を眺めるのは相当好きだ。

南北に長い茱崎の集落を抜け、隣の集落の大味に着くと、さっそく時間調整が入る。「トイレ大丈夫ですか?」と聞き覚えのある声掛けが運転士から入った*1。この大味から先は、先ほど乗った茱崎線は山間部へ入っていくのに対し、今乗車しているバスはさらに越前海岸を進む。しばらくはこれまでと同様、険しく接する海と山の間を進むルートだったが、弁慶の洗濯岩から先は山側の険しさが若干和らいできて、道路沿いの人家も多くなってくる。

自分以外の最初の乗客は鮎川であった。1本前の茱崎線よりは運行本数も多いということで*2、最低限の利用者はいるようだ。波の華温泉での入浴と昼食、そしてこれまでよりはのんびりした景色のおかげでうつらうつらしていると、松陰でまた1人乗車してきてこのタイミングで意識を取り戻す。この人のおかげで次のみの浦で降車できた。

2024.06.28[Fri]
みの浦…和布/徒歩、1.6km

みの浦バス停
みの浦バス停

さらに海岸沿いに進むバスに乗り換えるためみの浦で降車したが、次に乗るバスは3つ先の和布始発となっている。本来ならそこで降りた方が乗り継ぎやすいのだが、乗り継ぎ待ちが約50分あるのでここでも日帰り温泉に立ち寄る。そのために温泉最寄りのバス停で降車した。

ということで国民宿舎鷹巣荘へ続く道を歩いていくが、歩く時間も含めて考えるとあまり余裕はないので早足で進む。鷹巣荘に入ると、受付の人はちょうど宿の予約対応で電話の最中だった。お金だけ渡して中に入る。「国民宿舎」という言葉にあまり良い印象を持っていないのであまり期待はしていなかったが、肌に吸いつくような良いお湯の温泉だった。昼過ぎということもあってか風呂には誰もおらず、後づけ感が半端ない*3露天風呂も良い雰囲気だった。ただ、時間に余裕はない。後ろ髪を引かれる思いで13時過ぎに国民宿舎を後にして和布へ向かった*4


*1:この日最初に乗ったバス(「越前海岸バス巡り 4」)で、違うバス会社だが同じ会話を経験している。

*2:越前海岸ブルーラインは日中でも1~2時間に1本の頻度で運行されている。

*3:浴室内の湯船を横断しないと外へ出られないスタイルだった。

*4:なお、Google マイマップ上では和布バス停までかなり大回りしているが、実際はバス停付近にショートカットできる道があり、そこを抜けている。