次に乗るバスの停留所は、google ストリートビューによる事前調査では確認できていなかったところ。なので少々不安はあったけど、「なぎさの湯」方向へ歩いていくとすぐに発見できた。なぎさの湯は旧防波堤の外側にあって、近年新たに埋め立てられた土地に造られた施設のようだ。
2024.06.28[Fri]
越前サブコミュニティセンター…なぎさの湯/徒歩、0.1km
越前地域福祉センターとなぎさの湯バス停
とくにやることもないので、バス停に着いてからはその横に立ったままバスを待つ。この場所は建物のひさしがあるおかげで傘を差さずに済むのが良い。ここから先は今年の3月までは福鉄バスがあった区間だが、朝6時台に出発する上りと18時過ぎに出る下りのみの1日1往復*1で部外者が利用しにくい運行だった。なので、そんなバスが廃止されずに運行されていたとしても、利用するには難易度が高すぎるためにこれから乗るバスを利用していたことだろう。
2024.06.28[Fri]
なぎさの湯08:37→左右08:45~なぎさの湯(行)
越前町 フレンドリー号 越前地区乗合ルート、¥200、5.0km
越前町 フレンドリー号 なぎさの湯行
ということで、越前町のコミュニティバスに乗車する。車両自体は自分がバス停に着いたくらいから付近で待機していて、時間になったらバス停前までやってきた。ワンボックスタイプの車体*2だったので、乗車するなり「左右*3まで」と告げる*4。すると運転士より先払いのような説明があったので、慌てて運賃を支払う。バス停名の読みはちゃんと調べたうえで利用しているが、前払いか後払いかは「乗車時に言われたら払えばいいか」ぐらいの感覚でいるので、(すぐ払えるように運賃分の小銭を財布とは別にしているが)あまり気にしていない。
国道307号に出てちょっとだけ先ほどのバスのルートを戻ったのち、梅浦交差点から先が新規のルートとなる。時刻表上は乗車したなぎさの湯の次のバス停は降車する左右となっているが、左右までに通過する玉川などに用がある人は先に降ろしてもらえそうだ。ちなみにこのコミュニティバスは月・水・金のみ運行*5の1日3往復*6で、なぎさの湯より北側の区間は予約なしで利用可能だが、かれい崎などがあるなぎさの湯の南方は前日までの予約が必要なバスになっている。利用しにくそうにも見えるが、今回のように接続利用ができるバスもあるので、この地に住んでいなくても乗車は可能だ。もっとも、今回の乗り継ぎパターンくらいしか接続するバスはないのだけれど。
梅浦から先で経由する集落は玉川と降車する左右のみ。玉川は「玉川岩盤崩落事故」の起こった場所に近く、通過時にそのときの映像を思い出したりした*7。現在この区間は長いトンネルで一気に抜けるようになっているが、このころは海岸線に沿った短いトンネルとロックシェッドで越えていた場所だった。
左右バス停
当初の予定では次のバスが出る水仙ランドで降りようと考えていたが、付近にある唯一の施設「水仙の館」が休館中という話を見たので、左右まで利用した。それほど時間はかからなったと思うが、ワゴン内で流れていた演歌が3曲目になったくらいで降車となる。「好きな場所で降りられますよ」とのことだったが、あいにく自分が好きな場所はバス停なので、バス停前で停めてもらった。その場所には船を係留する金具みたいなものが道路端にまであって、降りる際は運転士より「そこ、危ないから気をつけてね」とわざわざ注意喚起までしてくれた。何かと福井県のバス運転士は親切な気がする。
道路端にあったトラップ(金具)