乗越運賃の払い方(鯖江駅)
今回の福井への訪問は、タイトルにもあるように「越前海岸バス巡り」の続き、というか残りを済ませる目的だ。残念ながら天候は雨だが、前泊までしているし、それほど歩く予定はないのでそのまま決行する。
2024.06.28[Fri]
鯖江06:44→北鯖江06:47、ハピラインふくい、¥220
北鯖江駅バス停
6時過ぎにホテルをチェックアウトして、まずはハピラインふくいで隣駅へ。駅舎があるのは東側だが、バス停があるのは西側なのでそちらへ出る。実際は1本後の電車でも間に合うのだが(というか丁度良い接続となる)、駅が混んで乗り継ぎに手間取ったら嫌なので1本早い電車で移動した。電車を降りるとまっすぐにバス停へ向かい、雨の中傘を差してバスを待つ。北鯖江の西口はあとからできた出入口のようで、周辺は駐車場が広がっているだけだが、通学する子供を送る車がひっきりなしに出入りしていた。雨ということもあって、いつもより多そうだ。
そんなバス停で15分ほど待つと、本日1本目のバスがやってきた。
2024.06.28[Fri]
北鯖江駅07:15→越前サブコミュニティセンター08:20~かれい崎(行)
福井鉄道 鯖浦線、¥1,100、29.4km
福井鉄道 かれい崎行
てっきり朝早くにかれい崎を出発したバスが折り返すものと思っていたが、どうも回送されてきたバスのようだ。かれい崎発着のバスの場合、遠距離を運行しているせいで冬季だと遅延が発生したりする可能性もありそうなので、こういう運用なのかもしれない*1。北鯖江駅からの利用者は自分だけ、高校生の通学利用を見越していたが、駅からの利用者は皆無で見事に肩透かしをくらった感じだ。
出発したバスが次の神中2丁目に到着する直前に、運転士より口頭で「アルプラザに行かれる方は次のバスでお降りください」の案内が入る。こんな時間にアルプラザへ向かう人なんていないだろうけど、日中に運行されるバスはアル・プラザ鯖江を経由するので、そういうアナウンスをするルールになっているのだろう*2。
神明駅からは初老の男性が乗車するが、高校生の姿はない。後日時刻表を確認したところ、このバスの20分ほど後に神明駅発朝日行*3のバスがあるので、通学する人はこちらを利用するものと思われる。糺バス停には再訪する機会のないまま通過となり*4、石田上で男性が降車すると、ふたたび乗客1人だけの車内へと戻る。転回場のある西田中に寄り道して時間調整もないまま出発し、交差点近くにあってバスベイのない朝日で時間調整が入ったのは、おそらくこのバスでも丹生高校への通学利用を見込んで時刻を設定しているからだと思われる。
朝日の先の交差点では左折し、樫津地区を経由して織田を目指す。福浦線は国道417号で短絡するルート、鯖浦線は比較的住宅の多いところを大回りするルートと棲み分けがされているが、2024年10月に予定されている福浦線廃止後は国道417号を経由する鯖浦線が運行されるらしい*5。ただ、それだと以前も書いたように西田中から福井方面のフォローがなくなってしまうように思う。福浦線廃止後の青写真がどうなるのかしばらく注視していきたいところだ。
神明駅から織田まで*6と織田から先*7は以前乗車済の区間だが、越前海岸をバスで巡るためには(当たり前だが)越前海岸へ出る必要があり、朝かれい崎方面へ向かうためには今回乗車した鯖浦線しか選択肢はない*8。平等口付近でかれい崎発の鯖浦線第1便とすれ違うとすぐに織田に到着して数分の時間調整。運転士から「トイレ大丈夫?」と優しい声掛けがあった。
バス車内から見た「織田バスターミナルセンター」の文字
織田を出発する際はたけふ新駅行と入れ違いだった。たけふ新駅行の織田到着予定は7時54分でこちらのバスの織田出発は8時なので、上りのバスは総じて遅れているようだ。まあ、利用者がなく乗降に起因する停車が皆無で時間通りに運転できるバスと、これから市街地へ向かう利用者の乗ったバスを比較してもあまり意味はないけど。
織田を出た直後のルートは鯖浦線のみ経由地が異なっていてメルシ前を経由する。メルシは織田にある小さめのショッピングセンター、まだ開店していない時間帯ではあるが駐車場内のバス停に寄り道してから織田病院へと寄り道する。その後のルートは福浦線などと同様で、山中の先でトンネルによる峠越え&急な下りとなり、標高を一気に下げて梅浦に着く。やっと越前海岸に出るが、すぐの越前サブコミュニティセンターで降車した。外は小降りにはなっているものの、まだ傘を差したいくらいの雨模様だった。