小松駅バスロータリー
この日も出発はのんびり。ホテルで朝食をいただいたあと、小松駅のバス乗り場へ。ここから金沢方面へは寺井もしくは辰口で乗り継ぐパターンとなるが、今回は前者の乗り継ぎで進む。
2024.06.15[Sat]
小松駅08:30《標高2.7m》→寺井史跡公園前08:53
北鉄加賀バス 寺井線、¥380、8.7km
北鉄加賀バス 寺井史跡公園前行
乗り場にはすでにバスが停まっていたが、北鉄白山バスの車両だったのでこのバスではなさそう。辰口へ行くのならこのバスなんだけど、と掲示された時刻表を見ると、辰口行は寺井行よりも後発のはず。北鉄加賀バスの運転士も同じように思ったらしく、北鉄白山バスの窓をノックしたりしていたがそのまま、結局ロータリーの内側で寺井行バスの乗車が始まった。好意的に解釈すれば北鉄白山バスの運転士が平日と勘違いしていた*1パターンだが、そのまま待機を続けた理由はよく分からなかった。
寺井線としてはこの日初めての寺井行*2。朝一番の下りは利用客が少ないという路線バスあるあるのとおり、終始利用者は自分だけだった。クレカ決済が可能なバスということで、今回はそれを利用した。クレカ決済は(ICカードほどではないが)想像より時間がかからない感じで良かった。ただクレジットカードがないと利用できないということで取りこぼされる人もいるわけで、これに一本化されるということは確実にないし、地元の利用者へ向けたサービスというより観光客などの一見さん向けの決済方法なんだろうなあと思った。
ということで、利用者はないまま終点の寺井史跡公園前へと到着して降車する。バスを降りて東方へのんびり歩きだすと、目の前の交差点を路線バスが横切っていく。寺井史跡公園前を8時50分に通過する金沢駅行のようだ。乗車した寺井線の時刻表を後日確認したところ、終点1つ手前の寺井北口が8時48分で終点が8時53分という余裕を持った時刻設定なので*3、途中乗降がなかったので時刻表上は無理なバスに間に合ってしまった、ということだろう。先を急いでもあまり意味がないので、そのバスは見送ったのだけど。
三道山交差点を通過する北鉄バス
ここでは1時間ほど待ちとなるので、能美ふるさとミュージアムへ足を延ばす。ミュージアム横の木陰ではここまで乗ってきたバスが休んでいた。「寺井史跡公園前,能美ふるさとミュージアム|morisaketen.com」によると、今は立派な消防署がある場所に以前は北鉄バスの車庫があったとのことで、寺井史跡公園前行というのも以前は「寺井車庫」へ向かうバスだったよう。車庫のあるころに来たかったという想いもあるが、逆に今の景色から車庫があったころを想像するのも悪くはないなとも思った。
*1:平日だと8:20発なので、寺井行よりも先発となる。
*2:寺井線と終点が同じ寺井史跡公園前行となる小杉線を含めると2本目となる。
*3:逆方向だと所要時間は1分になっている。終点のみ余裕を持った時刻設定の件は以前「標高差2,721m 57」で触れている。