小一時間ほどかけて那谷寺を見学し、再びバス停へと戻る。門前の土産物屋は平日だからか開いていない。どこかの会社の社員旅行の人たちが元気だが、その人たちが観光バスで去ってしまうと、前よりも静かになったように感じてしまう。すぐに中国系の5人グループがやってきて、その静けさも緩和してしまうのだけど。
2024.06.14[Fri]
JR加賀温泉駅前・アビオシティ加賀(発)~那谷寺《標高30.5m》16:14→粟津温泉16:24~JR加賀温泉駅前・アビオシティ加賀(行)
まちづくり加賀 CANBUS 山まわり線、3.7km
まちづくり加賀 CANBUS 山まわり線(那谷寺にて)
16時1分発のCANBUSは見送って、那谷寺を経由するものでは最終となるCANBUSに乗車する。やってきたのは先ほどのバス、乗員も同じだ。ここまでの乗客がいなかったのも一緒だが、違ったのは自分が乗車後に何か揉めている点。先述の中国系のグループと車掌のやり取りを聞いていると、普通の路線バスと思って乗車する→車掌が1日券の提示を求める→持ってない→であれば1人1,100円必要*1→中国系の方が「うーん」と躊躇する中バスは発車、といった展開だった。まあ、終バス*2の対応としてはちょっとまずいような気もするが、公共性のある一般路線バスではないスタイルで運行しているバスだからセーフと言えばセーフかもしれない。ただ、タクシーの案内くらいはあっても良かったんじゃないかと感じた。タクシー利用なら、5人いたのでバスに5,500円払うより安く移動できたと思うし。
終バスということもあって、車掌はてっきり終点の加賀温泉駅前まで行くものと思っていたようだが「粟津温泉まで」と訂正しておく。バスは山代温泉から粟津温泉へと続く道を進む。途中、加賀伝統工芸村 ゆのくにの森から若いカップルが乗車する。こちらの人たちも利用していたのは800円のECO乗りクーポンだったので、1日乗り放題とはいえ最低金額が1,100円というのは少々高すぎるように感じる*3。1回500円で乗車可能とかにすれば良さそうに思うがどうだろうか。まあ1乗車500円というのも結構な額かもしれないが
高層の建物が見えてくると粟津温泉が近いことが分かる。google ストリートビューでの予習では、CANBUSと北鉄加賀バスの粟津温泉バス停は同位置にあったはずだが、CANBUSは北鉄加賀バスのバス停を通過して進む。どこまで進むのだろうと思っていると、足湯のあたりにCANBUSのバス停があってそこで乗降となった。どうも最近になってCANBUSのバス停は移動したようだ。ここで1人ずつが乗降となり、バスは加賀温泉駅方面へと去っていった。
2024.06.14[Fri]
粟津温泉(CANBUS)《標高8.9m》…粟津温泉(北鉄加賀バス)/徒歩、0.3km
粟津温泉バス停とCANBUS
ここでの待ち時間は約1時間、ということで総湯、いわゆる共同浴場へ向かう。幸いお風呂は空いていたので、40分ほどのんびりさせてもらった。
粟津温泉総湯とシラサギの集団営巣地
余談だが、総湯の近くにはシラサギが集団営巣していて、付近には鳥の糞特有の匂いと羽毛が漂っていた*4。自分はこの集団営巣に縁があるようで、以前宮城県の村田町で見かけたほか*5、今回の行程でも福井鉄道の王子保河野海岸線乗車中の車内から確認している*6。後者については、せっかくなので4月に行ったバス停の下見*7の際に自動車の車内から撮影した写真をここに載せておく。
越前市塚原交差点付近で見かけたサギの集団営巣
*1:車内で買える最低額のチケットが1,100円の1日券のため。
*2:ちなみに北鉄加賀バスの最終は15時発なので、すでに運行は終了している。
*3:なお、ECO乗りクーポンは加賀温泉駅と宿泊施設でのみ購入可能で、バス車内では買えない。
*4:Google マップ上にも「白鷺の生息地」としてプロットされている。
*6:本文中では触れていないが、「標高差2,721m 61」で付近を通過している。ちなみにコロニーがあったのは塚原口バス停付近だった。
*7:「20240420 下見」参照