朝の稚内駅
昨晩バスルームで洗濯した下着はちゃんと乾いていた*1。延長戦となった8日目は、それほど良い天気ではないものの、風は治まっていた。
宗谷バス 路線案内図
8時過ぎにチェックアウトして、特に目的もなく稚内駅へと出る。どうせ今日も空港行のバスに乗るのだからと、バスの案内所で回数券を購入する。空港までは700円なので、400円分バスに乗る必要が発生する。
2022.05.07[Sat]
稚内駅前ターミナル08:35→ノシャップ09:11~潮見5丁目(行)
宗谷バス [31]坂の下線、¥650、16.5km
宗谷バス 潮見5丁目行
確か日本海側を経由してノシャップへ向かうバスがあったはず、と待合室で調べてそれに乗車する。稚内駅前ターミナルでは4人が乗車した……ものの皆さん乗り間違えのようで他の人はすぐに降りてしまい、駅前からの利用者は自分だけ。バス正面の表示は「富士見」だが、車内放送では「緑経由坂の下行です」となる。慣れない自分にはどこに連れていかれるのか分からずに少し不安になるが、ターミナルの路線案内図を信じて乗り続ける。
南駅前でようやく利用者が現れる。緑ニュータウンの先で山越えとなり、眼下に海を眺めながら坂の下へと下ってく。坂の下、すごく分かりやすい地名だ。ここより先は海に沿って北上する。放送も「駅前ターミナル経由潮見5丁目行です」に切り替わった。正面の行き先表示も変わっているに違いない。
宗谷バスのバス停は、サイトにある路線図とバス停、そして車内放送の3つが異なっていることがある。例えば「~丁目」バス停、「ノシャップ4丁目」で説明すると、路線図や実際のバス停には「ノシャップ4」という表記となるが、車内放送では「ノシャップ4丁目」となる。また、住民の姓をつけた「~宅前」については、車内放送やバス停名では「~宅前」だが、路線図では「~前」となる。他にも「稚内」の省略*2などの傾向がありそうと思ったが、これらはすべて当地でしか役に立たない知見だ。
ノシャップ4バス停
中山宅前バス停
富士見5丁目からは市街地へ向かう利用者が乗り始めてくる。乗客が4人となったノシャップでこちらは降車する。遠回り利用の運賃は650円、使う当てのない回数券400円分をそれに充当した。
再度ノシャップにやってきたのは、ノシャップ寒流水族館に寄るため。入館料相応でお世辞にも立派な水族館とは言えないが、大きなイトウが悠々と水槽を泳いでいたり、有料餌をアザラシに与える寸前にウミネコがかっさらっていく*4瞬間を観られたりと*5、割と楽しめたと思う。
なお、ノシャップ地区内では、広範囲でエゾシカによる除草が行われていた。
草を食むエゾシカ