2022.04.30-05.07 南から北へ242

苫小牧駅前にて
廃止された苫小牧駅前バスターミナル

苫小牧駅前には閉鎖されたバスターミナルがあった。駅前再開発の関係かな、なんて現地では思っていたが、後日調べると施設の老朽化のため7年前から閉鎖されているとのこと。駅前に立地する老朽化が著しい施設を7年間取り壊さないというのもいろいろと考えさせられる話だ。

2022.05.03[Tue]
苫小牧駅前13:40→新千歳空港国際線86番14:33新千歳空港国内線2番(行)
道南バス [30]千歳空港線、¥630、26.5km

苫小牧駅前にて
道南バス 新千歳空港

10分ちょっとの待ち合わせで次のバス。予定では最後に乗車する道南バスとなる。苫小牧駅からの乗客は10人。空港行ということで、このあと遠くに行きそうな人たちが多く乗っているが、そうでもなさそうな人も半分くらいはいる。まあ、空港直行のバスではないのでそんな配分なんだろう。ちなみに乗ったバスにはイルミネーションが点灯していた。意図は何だろうか。

側面の窓枠に沿って設置された、白と紫の小さなLEDライトが光っていた。
道南バス車内の電飾

しばらくはロードサイドショップの並んだ通りを進む。途中にはイオンモール苫小牧なんてバス停もあり、そこを筆頭に乗降回数・人数はそこそこ多かった。苫小牧に入ってから「三星」という看板を見かけるようになるが、結局何屋だか分からないまま街を抜けてしまう*1。だんだんとお店が減って住宅が増えてくると、右折して沼ノ端駅北口に寄り道して小休止となる。

途中の乗降回数が多かったためか沼ノ端駅北口を6分遅れで出発する。実はこの後、新千歳空港で1分の乗り継ぎに成功すれば、想定よりも2時間半近く早く宿へ着くことができるはずだった。通常なら間に合うとは思わない乗り継ぎではあるものの、ほんの少しだけだけ淡い期待を抱きつつの乗車だったが、沼ノ端でこれではさすがに無理だろう。また、その後追い打ちをかけるようにウトナイ湖の前後で乗降が連続してあり、加えて降車する小学生が小銭をばらまいてしまう事案*2も発生、最終的には国際線ターミナルバス停の到着予定時刻に美々川福祉園前を通過することとなった。残念だ。

新千歳空港では、一方通行の都合からか到着するバスは国際線ターミナルを経由してから国内線ターミナルへ、出発するバスは国際線ターミナルが始発となって国内線ターミナルを経由してから各目的地へ向かうようになっている。ここから先のバスもこの例に漏れず国際線ターミナルを起点としているので、新千歳空港国際線86番で降車した。最終的に10分遅れでの到着となった。

到着直後の道南バスとバス停
新千歳空港国際線ターミナル

国際線ターミナルで降りた理由はもう一つあって、確実に人が少なそうなこと。案の定、ターミナルに降り立つと他にバスを待っているような人は見当たらない。人混みから避けるという目論見だけは成功したようだ。


*1:あとで調べたら洋菓子屋さんのようだが、旅行時につけていたメモ帳には「パン屋?」なんて書いてあった。

*2:九州でバスに乗っていたとき以来だが、小学生はよく小銭をばらまくものである。「南から北へ9」と「南から北へ10」を参照。