2022.04.30-05.07 南から北へ233

夕闇迫る宮野バス停
宮野バス停

宮野バス停は駐在所の前にあるが、警官は出かけているようで建物から人の気配は感じられない。周囲はだんだんと暗くなってきたが、空からは急速に雲が消えていく。ずっとこういう天気だったらいいのになんて思うが、天気ばかりはどうしようもない。

2022.05.01[Sun]
大成学校前(発)~宮野17:39→北桧山18:13
函館バス [723]久遠線、¥1,150、25.7km

宮野にて
函館バス 北桧山行

本日最後のバスで北桧山を目指す。宮野で乗車する際にすでに利用者がいて、乗客2人で出発となる。本日の行程は福島町あたりからこの宮野までずっと海岸線沿いを走ってきたが、北桧山へは海岸経由ではなく山越えをして向かうことになる。人の多い地域を選んで運行しているのだとは思うが、結局終点の北桧山まで乗客に変化はなかった。

ルートは国道229号をトレースして進むが、二俣学校前付近のみ国道から外れて集落を経由する。このあたりは稲作が多いのか、農地が水平になるよう整備されていた。第一印象が北海道っぽい風景ではないな、だったので、自分の中の北海道の風景は稲作よりも畑作、水田よりも傾斜を気にせず耕された大地、みたいなものなんだろう。

やがて短いトンネルを抜けてちょっとした橋を渡ると、北桧山の街へと入る。バスの終点である北桧山は旧瀬棚線の北桧山駅跡に作られたバスターミナル。旧駅跡に作られたバスターミナルというのは今回初めてのような気もするが*1、今後は多数見かけそうな気がする。

北桧山ターミナル
函館バス 北桧山ターミナル

宿は自分にしては珍しく2食付のプランで予約していた。ネットでの予約ができなそうなエリアだったので、電話で予約した際に言われるがままのプランを選択したためだが、それほど悪くはなかった。もちろん値段も高めだったが*2、温泉つきだったので露天風呂でのんびりとこれまでの疲れを癒すことができたのは良かった。


*1:木古内松前線の知内出張所(「南から北へ227」参照)や江差・小砂子線の大留(「南から北へ230」参照)が類似しているが、それらはどちらかというと乗り継ぎ停留所(結節点)くらいの規模だと思う。

*2:予約の際、担当者が「ゴールデンウィークですので」と恐縮しつつ説明していたので、その点は気にしていない。