2021.08.08-14 富山県内のバスに乗る32

2021.08.13[Fri]
赤十字病院…富岩運河環水公園/徒歩、0.4km

3艘停泊している
天門橋から見た環水公園乗船場全景

乗り残している地鉄バスの路線が少なくなって、日中走る路線はほぼ乗車済となった。ということで、日中は時間に余裕がある。せっかく赤十字病院まで来たので、環水公園まで足を延ばし、富岩水上ラインにでも乗ってみようと思う。

雨の中乗船場へ向かうと、乗組員の人たちが客引きのように近寄ってきた。もちろんこちらも乗る気満々だったが、天候を理由とした運休を懸念していたので、願ったりかなったりの対応だ。船に乗るのでさっそく乗船名簿を記入し、その流れに乗ってチケット販売所で乗船券を購入する。船の出発までまだ1時間あるが、あっという間にやることがなくなってしまった。仕方がないので、人気のない天門橋やバードサンクチュアリで時間を潰した。新型コロナの感染対策で、後者の施設にあったはずの双眼鏡が撤去されていたのが悲しかった。

2021.08.13[Fri]
富岩運河環水公園10:10→岩瀬カナル会館11:10 fugan、富岩水上ライン Aコース、¥1,700*1

富岩運河環水公園にて
富岩水上ライン 岩瀬カナル会館行

時間になったので、腰回りに救命具のようなものをつけて乗船する。ベストみたいな救命胴衣を想像していたので、その装着感のなさに驚く*2。乗客は自分だけ。船の運航には3人が乗り込んで出発となり、なんか非常に申し訳ない気分になる。

船はゆっくりと進む。船旅はけっこう好きな方なので、雨に濡れた運河の景色を楽しむ。乗船した3人のうちの1人は観光案内担当らしく、いろいろ準備した資料を元にひとしきり説明してくれる。乗客が1人なので、つきっきりで説明してくれる。本当に申し訳ない。

富岩水上ライン「fugan」より撮影
中島閘門 上流側ゲート閉鎖直前

富岩水上ライン「fugan」より撮影
中島閘門 閉鎖直後

富岩水上ライン「fugan」より撮影
中島閘門 減水中①

富岩水上ライン「fugan」より撮影
中島閘門 減水中②

富岩水上ライン「fugan」より撮影
中島閘門 水量最低

富岩水上ライン「fugan」より撮影
中島閘門 下流側ゲート開放

やがて中島閘門に到着し、水門の扉が閉じて減水開始。みるみるうちに水が下がってきて、6分後は下流側の扉が開いて出発となる。これは無茶苦茶楽しい。乗船して閘門を通過したということで、中島閘門のダムカードをいただいた*3ダムカード初入手で心が躍る。今度はぜひ陸上からこれを眺めてみたくなった。

閘門通過後も船は進む。時折案内担当の人から、「このあたりの遊歩道の工事は最近止まっている」「ここに置いてある車はロシアへ輸出されるやつ」「この辺は昔貯木場だった」「子供のころはこの辺で釣りをしていた」など、明らかに解説シナリオにない説明が入るが、むしろそっちの方が興味深い話ばかりだ。岩瀬が近づくと、内水面とはいえさすがに水面が波立ってきて船が揺れるようになるが、それほどひどい揺れではない。海の手前で東方へ旋回し、カナル会館近くにある下船場へと到着する。ずっと雨の中だったが非常に楽しい船旅だった。

2021.08.13[Fri]
岩瀬カナル会館…岩瀬浜/徒歩、0.3km

岩瀬カナル会館にて
岩瀬カナル会館到着直後の富岩水上ライン

岩瀬カナル会館で昼食のつもりだったが、次に乗車予定のポートラムまであまり時間がないので、あきらめてコンビニへ。サンドイッチなどを買い込んで駅で食べるが、食事の際はどうしてもマスクを外すことになる。コロナ禍ではこういった食事の方法は避けるべきなのかもしれない。


*1:岩瀬カナル会館を発着する便は、チケットに市内電車の片道利用券が付属している。

*2:下船時に外すのを忘れていたくらいだ。

*3:乗車時には渡さずに、通過したタイミングで渡すなんて律儀だ。