お昼の魚津駅
魚津駅から先は、以前の記事で触れたように、予約制の乗合タクシーを利用すれば徒歩なしで繋がるが*2、今回は予約なしで乗れるバスで進むつもりなので、予約は入れていない。若干徒歩が挟まるものの、予約なしで乗れる地鉄バスで進む。
2021.05.06[Thu]
電鉄魚津駅前(発)~魚津駅前11:59→黒沢12:23~大沢(行)
富山地方鉄道 黒沢・大沢線、¥200、11.1km
富山地方鉄道 大沢行
「地鉄バスに乗る」シリーズでは、2年前の2019年に利用している*3。魚津駅前での乗客は自分だけだったが、すでに5人が乗車済だった。路線バスタイプの車体は朝一の滑川駅前行以来だが、窓が古いタイプのサッシ(窓を開けるのに下部両側をつかんで持ち上げるタイプのもの)で、バスが揺れるたびに大きな音を立てていた。最近のバスが静かに感じるのは窓の建付がしっかりしているからなんじゃないかと、今更ながらに気がついた。
自分が乗ってからは降りる一方で、蛇田までで他の客はすべて降りた。小川寺の先で河岸段丘を登るのは前と同じ。次のバス停のアナウンスが長引野口なのにバス停はいまだに「西布施小学校前」なのも2年前と同じだ。2年前と同様に終点で降りても良かったが、さすがに変化をつけたかったので、1つ手前の黒沢で降りる。
黒沢バス停の転回場
かつては終点だった黒沢で降りる。バスの転回場は健在だが、もう使われることはないだろう*4。黒沢バス停の前には田植え機が置きっぱなしになっていて、停車時に運転士が顔をしかめたようにも見えたが、後日 google ストリートビューでバス停付近を眺めたところ、同じ場所にコンバインが停められていたので苦笑してしまった。まあ、停めている人から見れば、(公道上ではあるが)自分の置き場だったのに後からバス停を設置しやがって、なんて気持ちなのかもしれない*5。
google ストリートビューでの黒沢バス停(2014年9月)
さて、ここからは歩く。終点の大沢で降りて、乗り継ぎ先の路線である池尻線の終点まで歩く、というのを以前からやってみたいと思っているが、その場合は約3キロを34分で移動しなければならない。ほとんどが下り坂で、時間的にもぎりぎり間に合いそうだが、長岡まで乗り継ぐ予定がここで途切れる、というのはちょっと避けたいところ。なので、手前で乗り継ぐことにした。なお、黒沢・大沢線と池尻線を単純に乗り継ぐのなら、木下新から東布施口へ歩くのが最短となるが、国道8号を進むだけの面白味のなさそうなルートなので、今回は利用しなかった。
2021.05.06[Thu]
黒沢…内生谷/徒歩、1.1km
内生谷への曲がり角から見た、大沢バス停で休む地鉄バス
大した距離ではなく、道も分かりやすく、時間にも余裕があるので、のんびりと歩く。前半は木立の中にある沢沿いの下り坂を、後半は田植え間近の田園の中を歩く。内生谷のバス停はT字路を左折した先、橋を越えてすぐの右側の軒先にあったはず……だったが、バス停は位置を変えて「臨時」となっていた。
内生谷バス停
在りし日の内生谷バス停(2014年9月)
バス停が設置されていた建物の取り壊しにより、位置を変えて内生谷「臨時」バス停となったようだ。軒に下がる内生谷バス停、実際に見たかったなあ。けっこう残念だ。
のんびり歩いてきたものの、次のバスまで時間があるので、予定通りここで昼食。朝の富山駅で購入したおむすびを頬張る。食事を済ませた直後くらいにワンボックスカーが池尻に向かって走っていった。どうもそれが次のバスのようだ。