2020.10.25-31 南から北へ205

朝日の差し込む一ノ関駅
朝の一ノ関駅

一関駅前にて
一関駅前にあったバス路線案内図

バスの出発は7時ちょうど。6時半からの朝食を慌ててかき込んでから*1一関駅前に出る。朝日がまぶしい中、駅ではすでに高校生が到着し、学校までの道のりを歩き始めている。この時間に高校の最寄り駅に着いているということは、いったい何時に家を出てきているのだろうか。東北の朝は早い、なのか? よく分からない。

2020.10.27[Tue]
一関駅前07:00→イオン前沢店07:41
岩手県交通 一関前沢線、¥550、18.8km

一関駅前にて
岩手県交通 イオン前沢店行

朝早い便*2、しかも駅からの下り便ということで、乗客は自分以外にない。乗車早々運転士にバスカード所望を申し出て、3,000円のものを購入する。本日は岩手県交通のバスばかり乗車の予定なので、この3,000円だけでは足りないが、残りはおいおい買うことにする。乗客が他にないので車内を見回してみる。一応車いすに対応したバスのようだが、中ドアは狭くずいぶん古いタイプの車体に見える。ただ、外観はそれほど古そうに見えない。車両の知識が全くないのでこれ以上の推察はできず、ちょっと残念な気持ちになる。

自分以外の乗客があったのは磐井橋*3から。磐井橋を出発後すぐに右折して、北上が始まる。空は明るく天気が良いが、北上川の流れる北東方向は濃い霧が発生しているのか雲に閉ざされているのが見える。平泉町内に入ると、大佐川屋敷佐野と連続して小学生が乗車してくる、小学校統合の影響だろうか。乗客30人となったバスは平泉駅で小学生が降りるまで賑やかになる。地図で確認する限り、駅前から小学校までは距離があるように見える。朝のこのバスくらい平泉小学校経由で運行しても良いように思うが、そういった運行にはなっていないようだ。

小学生が降りた平泉駅で乗客は一気に2人となるが、もう一人はすぐの中尊寺で降車し、一人ぼっちに戻る。この路線は国道4号を経由する区間が短く、前述の佐野バス停付近と平泉前沢ICの前後だけだった。前沢の市街地では東磐交通のバスとすれ違い、運転士はともにあいさつを交わしていた。七日町では東磐交通への乗り換えの案内もあったりと、2社は良好な関係のようだ*4

前沢駅は経由せず、市街地を母体口まで進んだ後は、折り返して東北本線の東側へ出る。終点のイオン前沢店には8分遅れで到着した。イオンの食品部門はすでに営業を開始しているようで、自動車がすでに十数台停まっているが、バス停のあるホーマック付近は人気もなく静かだった。

イオン前沢店にて
一関駅前への折り返しを待つ岩手県交通バス


*1:ひっつみ汁(平べったいすいとんみたいなもの)が美味しかった。

*2:これよりもさらに早いバス(6:20発)があるのも驚きだが。

*3:ちなみにこのバス停、前沢方面行のみ停車するバス停のようで、一関へ向かうバスの時刻表には記載がない。

*4:東磐交通は岩手県交通の廃止路線を受け継いで運行しているらしいので、案内があるのはそういった経緯もあるのかもしれないが。