2020.07.27-08.01 南から北へ194

ここまで乗ってきたバスの運転士に次乗るバス停について尋ねたところ、同じ場所で待っていればよいとのこと。これから向かう方向はそれが自然だけど、蔵王町総合運動公園から来るバスを待つ場所としては不自然な気もする*1。また、「(乗っていたバスと)同じ格好のバスが来ますよ」とも言っていたが、蔵王町のサイトで把握していた情報[pdf]とは違うな、なんて少々不安になりながらバスを待つ。

蔵王町役場前にて
白石方面から来た村田営業所行

時間になると白石方面からバスはやってきた。対向車線をそのまま通り過ぎた後、観光用の地図や電話ボックスがあるあたりでUターンののち、こちらのバス停へと到着する。車体の件も含め、運転士情報はすべて正確だった。

2020.07.31[Fri]
蔵王町総合運動公園(発)~蔵王町役場前16:14→村田営業所16:40
宮城交通 永野線、¥470、13.2km

蔵王町役場前にて
宮城交通 村田営業所行*2

前回に続いて乗客はなく、こちらが降りるまで利用者は自分だけだったのも一緒だ。ちなみにこの永野線、NAVITIMEで運賃を確認しようとすると、どの区間でも160円と表示され、「永野線の運賃につきまして」のリンク先に永野線の運賃はミヤコーバス村田営業所にお問い合わせください*3と追記されている。これは宮城交通の乗換案内でも同様で*4蔵王町のサイトにも運賃の記述はない。運賃を把握しないまま乗車したのは「南から北へ」では初めてだが、路線バスに乗るときはそれがスタンダードだし、と思いつつ、いくらになるのかドキドキしながら運賃表を眺めていた。

役場を出てすぐ県道岩沼蔵王線に入り、基本的にはこの道沿いにバスは走る。途中、三ノ輪を経由するために県道から外れて遠回りをするが、それ以外は村田の市街地に入るまでずっと一緒だ。割山の先で村田町になり、村田ICの横をかすめながら急な坂を下って、市街地へ。重建地区*5ということもあり、道幅の狭いルートをゆっくりと進む。狭隘区間好きなのでなかなか楽しい路線だ。街を抜けてそろそろ終点かな、と思いきや、折り返してきた道の東側をおかわりするところも良かった。

村田営業所外観
村田営業所

村田町の市街地をほぼ一周し、狭隘区間でおなか一杯になったあたりで村田営業所に到着。道路より低い土地に営業所があるので、大雨の際に水没したりしないか心配になるような立地だ*6。駐車場から見える鎮守の森にシラサギがたくさん止まっているのが見える。営巣しているように見えたが、セミよりもシラサギの鳴き声の方がやかましく感じた。神社の木だとしたら巣の撤去なんてできないだろうし、シラサギも賢いな、なんて思っていたが、後日神社の名前を確認すると「白鳥神社」なんてオチまでついていた。

村田営業所にて
鎮守の森のシラサギ


*1:なので、運転士に聞いた。

*2:左のバスは仙台発のアクティブリゾーツ宮城蔵王行高速バス。

*3:電話番号の記載もあったが省略。

*4:ただ、宮城交通の乗換案内は、url(https://transfer.navitime.biz/miyagikotsu/pc/map/Top)を見る限りNAVITIMEがやっているようなので、変化がないのはそういうことかもしれない。

*5:wikipedia:重要伝統的建造物群保存地区のこと。なお、wikipediaでは略称を「重伝建」としているが、自分的には重建のほうがしっくりくる。

*6:2019年は長野、2020年は人吉で、大雨によってバスの車庫が水没する報道を見たため、気になった。