2020.07.27-08.01 南から北へ185

太田熱海病院 正面玄関
太田熱海病院 正面玄関

太田熱海病院の入口にいた方に聞くと、今入ってきた正面玄関の前からバスは出るとのこと。おまけに建屋内で待っていても良いですよとのことなので、ありがたくトイレをお借りする。しばらくは病院内で待機していたが、ふと「たしかこの病院、独自のシャトルバスも運行していたような……」と思い出し、もしそれと勘違いしていたら大変だ、ということで再度外に出て、車の誘導をしていた人にも確認する。すると「本宮のバスですね、もうすぐ来ますよ」とのこと、ようやくほっとする。

2020.07.30[Wed]
太田病院前10:00→本宮駅前10:49
本宮市 下樋・熱海線、¥500、19.5km

太田病院前にて
本宮市 本宮駅前行

運行は協和交通、貸切バスの運行が主のようなだが、サイトをもっていないらしく詳細は分からない。乗車時に行先を聞かれるパターンだったので本宮駅と告げ、椅子に腰を下ろす。コロナ対策らしく、運転席と客席の間にはビニールシートが全面にわたって貼られていて、前方の眺望はフィルターがかかっているような状態だが、時節柄こればかりは仕方がない。

太田病院前を出ると、前回乗った福島交通のバスのルートをトレースするかのように進む。磐梯熱海駅にもわざわざ経由して停止するなど、まるでバス停があるかのようだ。当初は乗り継ぎ場所として勘違いしていた玉川ホーム*1の前も通過したので、勘違いしたままでも何とかなったようだ。このあたりの経由地は本宮市のサイトには書かれていない*2ので新鮮に感じたが、寄り道があるならちゃんと書いておいてほしいところではある*3

下樋*4では時間調整のためしばらく停車*5。この後も新たな乗客があるまでは各バス停での時間調整を繰り返して進む。三ツ池で年配の女性が乗車、席に着くなり「郡山の事故ひどいねえ」と話しかけられる。一瞬は困惑するも、前回見た光景などが結びついて「あれ、爆発事故だったのか」とようやく理解する。ただ、事情を説明するのが面倒なので*6、お婆ちゃんには何も知らない体で通す。そうかガス爆発だったのか、そりゃ人が外に出てきて眺めるわ。

乗客は最大で3人。信号停止のタイミングで運転士が「どちらで降りますか?」それぞれに尋ねると、自由乗降制というのが浸透しているのか「セブンイレブンの前」とか「ヨークベニマルの前」などと伝えていたが、後日確認するとそれぞれ「下町」「愛宕」というバス停があったようだ。そんな愛宕で他の乗客がいなくなると、終点の本宮駅までは自分だけ。土地勘がなくても遠回りしているなと分かるようなルートで本宮駅へ到着する。

平屋プレハブの本宮駅
仮設の本宮駅

本宮駅は改築中だった。ここで2時間以上時間を潰す必要がある。駅前に本宮市地域交流センター(モコステーション)があるのは把握済で、そこで時間つぶしのネタでも探そうと思い入ろうとしたが、入館時に住所氏名の記入が必要とあったので、げんなりしてやめる。幸い雨が降っていなかったので外のベンチで休みつつ、しばらくはモコステーションから屋外放送しているラジオ*7を聞くことで、郡山の爆発事故の件と緊急地震速報の概要を把握し、ついでに今後のルートのチェックをしたりもする。空ではヘリコプターが行ったり来たりしていたので、これもガス爆発関係なんだろうか*8、なんて思いながら。


*1:詳細は前回の記事参照。

*2:市営バスのコース図[pdf]はあるが、本宮市内ではないためだろうか、下樋から先は「太田病院方面」としか書かれてなく、また地図もそこで切れている。

*3:なお、コース図[pdf]には、※フリー乗降制 【路線上の乗降りは自由です。】とあったので、磐梯熱海駅や玉川ホーム付近からの乗車も可能のようだ。

*4:さげひ、と読むようだ。

*5:なお、時間調整で停車した場所と本宮市が公開しているコース図[pdf]のバス停の場所は一致していたが、所在地は郡山市域であった。

*6:訛りを聞き取れず、会話のやり取りがうまくできてなかったという理由もある。

*7:DJブースが見えたので、ここから放送していたようだ。

*8:本宮駅上空ですれ違ったのを見たので、少なくとも2機以上で飛び交っていた。