2020.07.27-08.01 南から北へ179

2020.07.29[Tue]
追分…関の森公園/徒歩、3.1km

前回「なんとか公園」と呼ばれていた公園は関の森公園、そこから白河市内に向けてバスが走っているのは把握済だ。問題はそのバスの出発時間。幸いなことにこの時間帯、2本のバスが組まれており、順に16時15分発と17時10分発がある*1追分バス停の出発時間は15時45分、徒歩の距離は3キロちょっとということで、速足で進めば4時のバスに間に合わないこともない。1本早いバスに乗車できれば、本日の最終目的地へも暗くなる前の時間に到着できるのだが、天候は小雨であまりよろしくないこともあり、慌てずのんびり進む方針で歩き出す。

奥が福島県、左手に鳥居が見える
栃木・福島県

集落は数軒で終わり、森の中を歩いていくと、すぐに県境が見えてくる。福島側に入ると急に道幅が広くなったりもして、この道路に対する県の意識の違いが鮮明となる。広くなった道を傘を差して歩いていくと、福島空港までの距離を示す看板が見えてきた。歩いている人にとって45キロなんて表示は刺さることもないが、こういうのってアクセスは至便でも飛行機の運航本数が問題なんだよなあ、なんて考えながら進む。


福島空港への案内標識

途中で雨が本降りになってもいいように、雨対策はしっかりした上で歩き出したが、雨は小降りになる一方でちょっと肩透かしを食らう。田んぼの中の広い一本道をとぼとぼと歩き、関の森公園の看板が見えてきたあたりで、バスが出ていくのを確認、慌ててシャッターを切る。徒歩5分くらいの距離だったので、軽い早足でも十分間に合ったようだ。

500メートルくらいの差で間に合わなかったバス
関の森公園16時15分発のバス(黄色の看板の奥)

もう少しでバス停というところで、今度は道路の真ん中にツバメがたたずんでいるのに気づく。近寄るも逃げず、道路にしがみついたま震えているようにも見えた。低いところを飛んでいて車とぶつかったんじゃないかと思い、避難させるため手でつかもうとすると若干の抵抗はあったが、それも飛び立つこともなく掌の中に収まってしまう。路肩まで移動させてから地面に放すと、何度か首を振ったあとふらつきながらも飛んで行った。数羽のツバメが近くの電線からこちらを眺めていたので、巣立ったばかりのツバメだったのだろうか。身内との合流は果たせたようだが、この後も無事だったことを祈りたい。

道路中央で動かないツバメ
道路上で動けないツバメ

約40分ほどかけて関の森公園へ到着。公園の事務所でトイレを借り、水分補給をしながら休んでいると、戸締りが始まったのでそそくさと退散する。5時までと書いてはあったが、5時には誰もいなくなる運用なのかもしれない。外は霧雨が濃くなってきたので、バス停近くにあったバイクの屋根つき駐輪場へ移動し、そこで次のバスを待った。

右側奥に乗車バス停も見える
関の森公園降車専用バス停と白河関の森公園


*1:なお、後者は白河方面の最終バスだ。