2020.07.27-08.01 南から北へ176

数分の遅れでバスはやってきた。次の乗り継ぎのインターバルは15分ほどで若干の移動も必要だが、これくらいならたぶん大丈夫だろう。

2020.07.29[Tue]
道の駅 那須与一の郷(発)~県北健康福祉センター前13:20→那須塩原駅(東口)13:45
大田原市 那須塩原駅線、¥200、11.2km

県北健康福祉センター前にて
大田原市 那須塩原駅

先ほどのバスで西那須野駅まで行ってしまうと、その先が1本遅れての乗り継ぎとなってしまうので*1、大田原から那須塩原へ抜けるバスでショートカットする。乗車したのは大田原市のバス、このバスは均一料金だが運賃後払いだった。また、車内には不動産会社の広告が掲示されていた。地方の公営バスに車内広告を出す企業を探すのは大変だと思うので、市営といえど営業努力を怠らない行政の姿勢は評価したい。

車椅子固定スペースにある椅子の裏側に降車ボタン
車椅子スペースと座面裏の降車ボタン

乗車したバスには1人ながら先客がいて、ちょっとほっとする。車椅子スペースの椅子は跳ね上げたままとなっていて、おかげで座面の裏に降車ボタンがあったことに気づく。車いすの人が押しやすい位置は確かにここだ。車いす利用者専用の降車ボタン、椅子の裏をまさぐってでも一度は押してみたい。

県北健康福祉センター前を出てすぐに那須赤十字病院への寄り道ルートとなる。病院では乗客があり、久しぶりに「こちらが乗車しているときは常に他の乗客がある」バスとなった*2。病院を経由し2度目のトライアル大田原店前で以前から乗っていた方が降車する。なんで1度目で降りなかったのかが気になるが、トライアルに用があったので、トライアル側のバス停となる2度目を選択したのかもしれない。ただし、バス停から見たトライアルは、広大な駐車場を間に挟んだ先に建っていて、近い方のバス停からでもまだ十分遠いように見える。栃木市のバスのように、広い駐車場を持つロードサイドショップを経由するなら、店の構内へ乗り入れた方が良いように感じる。

しばらく進むと、車内アナウンスで「次は岡十文字」と流れ、ほらきた十文字だ、なんて反応してしまう。宇都宮市内だけではなく県北部にも現れるということは、県内では一般的な表現なのだろうか、非常に気になる。福島県南部とかでも出てくるのかな*3、なんて珍しく先を急ぐ気持ちになってくると、正面奥に新幹線の駅が見えてきて、終点の那須塩原駅に到着。着いた場所は新幹線の駅とは思えないほど質素な雰囲気だったが、こちら側(東口)はいわゆる駅裏なので仕方がない。駅の自由通路を抜けて表に出ると、広いロータリーを備えた立派な駅前があった。

那須塩原駅の新幹線ホームを仰ぐ
那須塩原駅西口


*1:当初はそんな計画だったが、良く調べたら乗り継げないことに気づいて変更した。慌てて立てた計画とはいえ、気づかずにいたら大変なことになっていた。

*2:確か栃木市ふれあいバス以来のはず。

*3:なお、残念ながら十文字バス停は栃木県内だけでしか見かけなかった。