2020.07.27-08.01 南から北へ166

本日最後は徒歩区間、距離は短いが興味を惹く点が多数あったので、別途書いておく。

2020.07.27[Mon]
柳生駅…道の駅きたかわべ*1/徒歩、1.3km

柳生駅前より南東方向を見る
柳生駅から三県境への道

Googleマップでは大回りして踏切へ向かう表記しかできなかったが、実際は駅から栗橋方の線路沿いに歩行者用の小道があって、それが踏切までつながっていたのでこちらを利用した。線路を越えた後は道なりに進めば道の駅だが、三県境に寄り道するため、右折して少しだけ遠回りする。

栃木・埼玉・群馬の三県境
三県境

三県境は駐車場や歩道が整備されていて*2、長居するような場所ではないものの、どこが何県か分かりやすくなっていた。平地上にある三県境はこの栃木・群馬・埼玉以外にも、すぐ近く*3にある茨城・栃木・埼玉*4茨城・埼玉・千葉*5埼玉・千葉・東京*6関東平野以外では岐阜・愛知・三重*7くらいだろうか。いずれも河川・水路上に存在するが、たやすく近づけて三県境上の杭に足をかけることができるのはこの場所以外にはないだろう。

群馬県境にあったコロナ対策捨て看
群馬県境の3連看板

いったん徒歩で栃木県へ入ったが、群馬県が回り込むような形で三県境にアクセスしている関係で、ちょっとだけ群馬県へも足を踏み入れることになる*8*9。堤防を走る道路には県境を示すカントリーサインがあるが、群馬県の場合はその標識の直後に3連で捨て看が設置され、新型コロナへの警句みたいなものが書かれている。順に「検温しよう」「発熱運転×」「時差出勤○」と書かれていて、群馬県へ(主に通勤で)足を踏み入れる人に日々訴えかけているようだ*10。効果あるんだろうかなんて疑問がわいたが、そういえば今の知事は山本一太*11だったことを思い出し、彼ならやりかねないなんて納得し微笑ましくも思えてきた。

道の駅きたかわべにて
道の駅のパトカー

せっかく入った群馬県も150メートルほどで終わり、再度埼玉県へ。階段を上がると*12道の駅きたかわべに到着する。今日はここで終了、縁者の家で宿泊となる。道の駅は店じまいの真っ最中だったが、やたらパトカーが止まっていて、土手の向こうを見ながらやり取りしていた。パトカーをよく見ると、群馬県警と埼玉県警が来ていた。三県境らしい光景だなあなんて思ったりもした*13

屋根の上で休むアオサギ
三県境への道すがら見かけた、屋根の上にたたずむアオサギ


*1:現在の名称は「道の駅かぞわたらせ」のようだが、バス停名に合わせここでは「道の駅きたかわべ」呼称で統一する。

*2:なお、これらが整備されていたのは栃木県側だった。

*3:直線距離で約2.3km。

*4:交点は渡良瀬川渡良瀬遊水地からの水路の合流点にある。

*5:江戸川上にある。

*6:厳密に言えば3都県境になるが、数に入れてもいいだろう。こちらも江戸川上にある。

*7:長良川の水面上にある。

*8:柳生駅からの最短ルートで道の駅きたかわべに向かえば、群馬県には入らずに行けたようだ。

*9:なお、これが「南から北へ」における20都府県目にあたる。

*10:6月に車で碓氷峠を走った際も県境にこの表示があってびっくりした覚えがある。毛無峠(「群馬県 国境」で画像検索すると出てくるところ)にもこの看板があるのか気になるところだ。

*11:よく「小物界の大物」なんて評価されるけど、彼への評価は「小物の中の小物」といった表現の方が適切ではないだろうか、なんて思う。

*12:Googleのルート案内ではこの階段を上るルートが提示されなかったため、上記ルートでは階段のふもとにゴールを設定している。

*13:何があったのかは結局分からずじまいだったが。