2019.09.25-28 interval1

駅舎の奥に富士山
朝の河口湖駅と富士山

天気は快晴で、今日も暑くなりそうな気配。観光案内図を適当に眺めていると、風穴やら氷穴やら涼しそうな言葉が目に入ったので、そちらへ向かうことにした。

バス停周辺には、英語が達者な富士急の人がこまめに案内をしている。とりあえず風穴方面へはグリーンラインというのに乗れば良いのかなと判断し、まだ列のできていないところで待っていると、富士急の方に風穴なら別の乗り場から出る新富士駅行*1に乗った方が早くて安く行けますよ、とのこと。道理で待っている人がいないわけだ、と慌てて移動する。

2019.09.27[Fri]
富士山駅(発)~河口湖駅09:05→氷穴09:30新富士駅(行)
富士急バス [S4]、¥640、11.8km

河口湖駅にて
富士急バス 新富士駅行

当初乗るつもりだったグリーンラインブルーライン新富士駅行の運行本数を勘案して、帰りのバスも1時間に2本程度はあるだろうと推測し、新富士駅行に乗り込む。中国系の旅行者が白糸の滝に行きたいらしく、帰りのバスの時間を聞こうと運転士に何度も問いかけるが、「分からないよ、I don't know」と返されてしまう。日本人でも「運行している路線の時刻表くらい、運転士は把握しているだろう」なんて思いがちだが、運転士は専用の運行表*2どおりにバスを運転しており、これは路線に関係なく行程が組まれているわけで、「この路線の帰りの便」と聞かれても、自分が運転して戻ってくるバスくらいしか分からないはず。ただ、自社の路線の時刻表くらいバスに積んでおいてもよいように思うが、スマホで誰でも調べられる時代にそこまで必要かと言われたら、返す言葉はない。

すでに5人が乗っていたバスに12人が乗り込んで、河口湖駅を出発する。乳ヶ崎東口までは先ほど乗ったバスのルートを戻り、その先は本栖湖方面へと進む。信号待ちの際に外国人が運転士に降りるバス停を確認していたが、やり取りを聞くとバス停番号で意思疎通していたようだった。駅ナンバリングを活用したやり取りを聞いたことがなかったので、割と新鮮に映る。

乳ヶ崎東口富士緑の休暇村でそれぞれ1人ずつ降りた以外には乗客の増減はなく、氷穴に到着する。自分だけが降車、かと思ったら、白糸の滝を目指していた外国人のグループも一緒に降りてきた。さすがに白糸の滝はあきらめた模様、賢明な判断だ。そもそも、白糸の滝って山梨側からアプローチするには遠すぎると思うし。

氷穴バス停
氷穴バス停

とりあえず氷穴へ向かう。氷穴へはバス停から5分ほど歩く必要があるが、なだらか上り坂なのでのんびり進む。森に囲まれた中を歩くので気分が良いが、後ろから来る中国人グループのスーツケースを転がす音が若干やかましく感じる。

入り口の看板に「天然記念物 鳴沢氷穴」「ただ今の洞窟内0℃」とある
鳴沢氷穴入口

鳴沢氷穴は入洞料350円、風穴とのセット券はで600円となる。上記写真に「ただ今の洞穴内 0℃」とあるのは、洞窟内の温度は一定なので固定表示で問題なしというところまで伝えたいのかもしれないが、たぶん気づく人は少ないような気がする。ヘルメットは必須とのことで、ちゃんとかぶって入ったが、かぶっている安心感もあってか数度頭をぶつけてしまう。

青色のライトで照らされた氷穴内部
鳴沢氷穴内部

9月という時期柄、氷の解けた後といった感じだったが、なかなか涼しく楽しかった。ちなみに洞窟から出た後、眼鏡は確実に曇るので要注意だ。


*1:英語ではどうやって伝えるのかと、別の人に説明しているときに聞き耳を立てていたら、「Shinfuji, local line」と言っていた。

*2:箱ダイヤなどと呼ばれているやつだ。