伊那旭町バス停
次のバスは午前中5本目。途中歩いたりもしたのに、朝早くから行動したためか午前中がずいぶん長い。
2019.09.26[Thu]
伊那中央病院(発)~伊那旭町11:27→高遠12:00~高遠さくらの湯(行)
JRバス関東、¥520、9.6km
JRバス関東 高遠さくらの湯行
伊那旭町出発時点の乗客は3人、まずは伊那市*1へ。駅では待っていた4人が乗り込むが、飯田線の接続待ちをするらしく、しばらく停車。これから先、伊那市駅から北沢峠までは、学生のころの山登り*2で逆ルートでの乗車経験があるが、この伊那市駅周辺の当時の記憶はない。確かに来たはずなのに駅周辺の風景にはまったく覚えがない、ちょっと残念だ。
岡谷方面からやってきた電車が到着した後、駅員からの合図を確認したうえでバスは発車、結局乗り継いだ人はいなかった。今は会社が異なるが、JR同士ということもあって連携をとっているようだ。JRバス関東ということで、車内には栃木県の分譲地案内の広告*3が掲示されていたが、利用者で興味を示す人などいないだろうなあなんて考える。
乗車は伊那通町と伊那古町で若干あったが、以降は降車のみとなる。国道361号をひたすら東進する、ちょっと味気ないルートだが、車窓に見える長野の田舎の景色は雰囲気があってよい。
高遠駅
伊那市から30分ほどで高遠に到着、全員が降りた。鉄道はなくても高遠駅、国鉄バス時代の自動車駅の雰囲気を今に伝えていて、こういった呼び名は好きだ。高遠さくらの湯方面へバスが出ていくと、すぐに人気はなくなる。ちょうど昼なので、食事できるところを物色すべく、高遠の街を歩く。メインストリートから1本入ったところに昔ながらの街の食堂、といった好みの雰囲気の店があったので入る。ラーメン、丼もの、蕎麦に寿司となんでもござれの食堂って久しく入ってない。期待値が高まる。
食堂のテレビでは茨城の家族4人殺傷事件の続報をやっていて、客はそれをぼんやりと眺めつつゆっくり食事をしている。普段はご当地ものよりその時食べたいものを優先して頼む傾向にあるが、ローメンというのが気になったのでご飯つきで頼む。ローメンは固めの太麺にキャベツなどが入った、ラーメンと焼きそばの中間みたいな感じ。汁は少なめでニンニクが効いていて、あまり期待していなかったせいもあってか結構美味しくいただけた。麺のボリュームがけっこうあったので、ご飯が若干足手まといにはなったけど。
お子さま用ふみ台
高遠駅に戻って付近をぶらぶらしていると、公衆電話ボックスの下部に「お子さま用ふみ台」があるのに気づく。今のご時勢なら電話機の方を下げて作るところ、大人の健常者の丈に子供が合わせていくスタイルが、昭和という感じがする。高遠はこの高遠駅といいさっきの食堂といい、昭和っぽさが残った良い街だと思う。
*1:通常、駅に付随するバス停名は「○○駅」とか「○○駅前」が多い中、JRバス関東のサイトでは路線マップや時刻表で「駅」なし表示となっているため、それに従った。なお、高遠も同様に「駅」なし表示だが、茅野だけはなぜか「茅野駅」となっている。ちなみに、実際のバス停に書かれた名称は「伊那市駅」だった。