松川バス停
大鹿線で松川バス停にたどり着いたのは自分だけ、先行した鳥倉線の登山客も数名程度*1で、基本は車で訪れる場所のようだ。写真のとおり、バス停の待合所は夏の日差しが直接差し込み温室状態となっていて、バスを待つ人々は周辺の木立の下で暑さを避けていた。
ここからは中央高速バスで東京へ向かう。終点のバスタ新宿は初めてなので、ちょっと楽しみだ。
2019.08.13[Tue]
飯田(発)~松川11:34→バスタ新宿15:15
伊那バス 中央高速バス 飯田・伊那―新宿線、¥4,600、247km
バスは10分ほど遅れて到着。乗車した1号車は伊那バスだったが、続行便は信南交通、こちらにはなぜかバスガイドが同乗していた。高速バスはあまり利用しないので、続行便はガイドつき、といったルールでもあるのだろうか、よく分からない。
続行便の券なのに1号車のトランクに荷物を入れてしまう人が出たりする混乱の中、バタバタと出発する。車体は前方の数席のみレイアウトが異なっていたので、おそらくこれがSクラスシート*2というものなのだろう。また、最後列1列分をトイレに当てているようで*3、使わなかったので分からないが広く快適そうだ。
松川を出た後に残っていた空席も、駒ヶ根インターや伊那インター、辰野などからの乗車で34席すべてが埋まり、満席で新宿を目指す。松川ではあんなに強かった日差しも次第に雲に遮られるようになって、ちょっと眺めを期待していた南アルプスの山々も頂上付近は雲で見えなくなっている。ただでさえ変化に乏しい高速バス、見るものがないとすぐに寝てしまう。そもそも、端からほとんどの乗客は寝ていたけど。
休憩は双葉SA。パン屋でサンドイッチを買い込んで、昼食は軽く済ませる。遅れ時間は変わらずだが、この先混むらしいので、遅れが拡大しそうと運転士から情報提供がある。別に差し迫った予定がないので気にならないし、少々の遅れが気になるのならそもそもバスを使わないが、周囲の気配からそういう感覚でない人もいるようだ。ただ、Uターンラッシュのピークはまだ先なので、それほど混まないのではと、不満そうな人の連れが宥めていた。
そんな予測通り、談合坂SAあたりからのろのろし始め、しばらく断続的に続く。全く動かなくなるような渋滞ではないので、新宿での遅れは30分程度かな、なんて想像する。都下に入るとスムーズになり、あとはいくつか降車バス停を経由するのみ。利用があったのは日野だけだったが、その日野バス停を出発したあたりから雨が降り始める。台風が近づいていたのでそのせいかもしれないが、「南から北へ」の道中で遭遇しなくて良かったと安堵する。
首都高に入って幡ヶ谷で下道に降りると、バスタ新宿はすぐ。結局新宿には25分遅れで到着する。こちらではまだ雨はなく、広々とした、だけど何もないバスターミナルをぶらぶらと見物する。外には高島屋が見えるので、新宿駅併設とはいえ、ずいぶん南の方だ。案の定、その後鉄道に乗り換える際に階下へ降りると、都合が良いのは埼京線くらいで、それ以外は見事にホームがないところだった。たまたま目的地が埼京線で行けるところだったので好都合、そのまま友人に会うため、豊丘村の滝川入口バス停で買った桃を手土産にして向かった*4。