2019.08.11-13 南から北へ130

6時過ぎでも陽が射しこまない飯田駅
朝の飯田駅

今回は早くも今日が最終日。6時過ぎには宿を出て飯田駅へ向かう。谷が南北方向ある場所柄、夏の朝でも夜明けは遅めだ。駅に出入りする人はまばらだが、高速バスの乗り場は待ち人も多く賑やか。眺めている間にも、横浜・長野・名古屋と各方面にバスが出ていく。チケットの発券所もすでに開いていて、日の射しこみは遅くても信南交通は慌ただしく動いている。

ようやく陽が射しこんできたバス乗り場
飯田駅前路線バスのりば

一方、対照的に路線バスのりばは静かだ。高速バスは4時台からあるが、路線バスの方は一番早いのでも7時前からとのんびり。もっとも、4時台の路線バスなどあっても利用者は皆無だろうけど。

飯田駅前にて
南信州公共交通路線図(左)

飯田駅前にて
南信州公共交通路線図(右)

路線バスの乗り場の裏側に路線図が掲示されていたので、写真に撮っておく。現地でも細かすぎて読みにくかったが、やはり写真でも字が潰れて分からない。これのpdfを南信州地域交通問題協議会のサイトにあげてくれれば良いのになあ、なんて思う。

2019.08.13[Tue]
飯田病院前(発)~飯田駅前06:50→北消防センター前07:26飯田駅前(行)
飯田市 市民バス [E0]阿島線(左回り)、¥300、13.5km

飯田駅前にて
飯田市 たかぎ交流センター経由飯田駅前行

これから乗る循環路線の阿島線は日祝運休、さらに8月14日から3日間のお盆期間も運休となっていて*1、今日くらいしか乗るチャンスがなかったため*2、今回はこの路線を基準にルートを決めた。目的地はループのほぼ反対側にある北消防センター前、25分後に出る右回りだと次のバスへの接続が1分差で叶わないため、先発する左回りに乗車する。

飯田駅での乗客は自分だけだったので、朝一のバスだしずっと一人だろう、なんて思っていると、次の市役所前で野球帽をかぶった小学生が乗ってくる。こんな早い時間のバスに一人で乗ってくるなんて、虫取りにでも行くのかな、なんてのんきな想像をしていると、市民病院で下車して病院に入っていった。家族のお見舞いだろうか、ちょっと切なくなる。

飯田市河岸段丘が多く、バスも段丘面を上がったり下がったりで忙しい。また、道も割と狭いところばかりで、交通量のある日中の運行だと運転しにくそうなルートのように思える。鼎北付近には最近見かけなくなったコンビニ「モンマート」が健在で、ちょっと懐かしさを覚える*3。また市民病院の先では、ほんの少しだけではあるけど国道153号のバイパスを走行してくれたりと、朝からテンションが上がる。

弁天橋東の手前で天竜川を渡ると喬木村。しばらく昔ながらの狭い道を進み、小川渡の先でバイパスに出る。まだ開いていない交流センターの前まで乗り入れるも人気はない。しばらくは広い道で進むが、右折してまた狭い道へと入っていくと、すぐに北消防センター前に到着、降車となる。

集会所のような消防センター
北消防センター前バス停*4と阿島北コミュニティ消防センター

「消防センター」と聞いて、もうちょっと規模の大きい、分署くらいの消防署を想像していたが、写真からもわかるように詰所くらいのところ。それに集会所が併設されている感じだ。ちょうど日陰になる、建物の壁沿いにベンチがあったので、そこでしばし休ませてもらう。昨日までいた愛知県と違って暑さが和らいで感じるのは、標高がある場所ということよりもコンクリートが少ないせいじゃなかろうか、なんて田んぼの上を飛び回るトンボを見ながら思った。


*1:令和元年度 南信州圏域のお盆中の公共交通の運行について | 南信州公共交通」を参照。信南交通のサイトにも書かれていたが、時期が過ぎたせいか見えなくなっている。

*2:土曜日に各方向1便の設定があるので、実際は8月17日なら利用は可能。ただし、時間帯があまり良くない。

*3:Google Mapでモンマートを検索すると出てくる「モンマートいぎみ」がそれだ。

*4:なお、豊丘村の村営バスのバス停は「阿島北防災センター前」と誤植されていた(×防災→○消防)。