2019.08.11-13 南から北へ129

2019.08.12[Mon]
昼神温泉郷(発)~こまんば16:02→飯田駅前16:26
信南交通 広域バス [W0-1]駒場線(切石経由)、¥400、11.4km

こまんばにて
信南交通 飯田駅前行

本日最後のバスは、30分ほど待っての出発。今日の乗り継ぎの中では最も効率的だ。こまんばからは4人が乗り込んで、乗客5人で出発となる。そこそこ利用者がいるのは、こんな時間でも飯田方面の終バスだからかもしれない。

乗車後2つ目のバス停である前原で、早くも飯田市域となる*1。ルートはこれまでと同様に、飯田市中心部や山本地区以外はだいたい国道153号をトレースして進む。車内アナウンスを聞いていると、「降車ブザーでお知らせください」と言われるが、自分が住んでいる地域の「降車ボタンで」の案内に親しんでいるので、どうも慣れない。そういえば、朝一で乗ったおいでんバスも同じ案内だったことを思い出した。

信南交通の車内放送では、バス停を案内したのちに最寄りの医療機関や公共施設の案内が他社よりも高い頻度で入る。場合によっては、1つのバス停で3つ案内されることも。バス会社が力を入れているのか*2、地域の公共交通の協議会*3からの要望なのかは分からないが、大きな効果は見込めないものの良い対応だと思う。

また、この路線の運賃はエリア制になっていて、運賃表にはテプラで「1区間乗車100円」なんて書いてある。確かに100円単位で運賃が変わっていくが、場合によっては隣のバス停でも200円となるところもあったりする。実際、二ツ山から茂都計橋*4の利用者がいたので覚えているが、そこそこ距離のある区間ではあるものの、隣のバス停なのに200円はちょっと理不尽な気もする。ちなみに信南交通の運賃表のバス停表示は、最近はあまり見なくなった「運賃区界のバス停名を表示」*5するタイプだった。そういえば昔は全部これだった、すべてのバス停が表示されるわけではないんだよなあ、と以前勘違いから降り過ごしたことなどを思い出した。

赤い屋根が特徴的な飯田駅
飯田駅

ぽつりぽつりと乗降はあるものの、乗客数に大きな変化はなく、30分弱で終点の飯田駅へ到着し、4人が降車する。まだ早い時間だが、今日はここまで。盆地にあるせいか、夏のこんな時間でも街の色が夕焼けに染まりつつある。今日の晩酌は駅前のピアゴで漁ろうかと向かうも、1年前に閉店済*6。しばらく街を歩いたが、スーパーらしき店は見当たらないので、適当な中華料理屋で餃子とビール、そしてラーメンを啜ってから宿へ。適当に選んだ店の割には美味しかったのが救いだった。


*1:前原バス停は市村界にまたがって設置されていて、飯田方面行のバス停は飯田市昼神温泉方面行は阿智村に属している。

*2:信南交通のサイト、例えば駒場線(切石経由)の停車バス停一覧を見ると、バス停名に「最寄りの行政機関・教育機関・観光施設」と「最寄りの医療機関」が併記されている。

*3:南信州地域交通問題協議会のこと。南信州地域交通という便利なサイトを運営している。

*4:車内放送では「もっけばし」と言っていた。

*5:バス停名が表示される部分に添えられる固定文字が、「○○まで」となるもの。最近は「次は○○です」パターンを多く見かける。

*6:最寄りのバス停も「旧ピアゴ前」となっていた。