2019.04.26-05.03 四国逆回り14

八幡浜で食事をしたくらいから曇りだし、三瓶ではいつ雨が降ってもおかしくないような雲行きになってきた。出札窓口にいた女性の方から、「ドア開いているから乗ってていいよ」と言われ、ちょうど運転士も出てきたのでバスに乗り込む。

2019.04.28[Sun]
三瓶出張所16:55→卯之町営業所17:26~歴史博物館前(行)
宇和島バス、¥580、16.3km

三瓶出張所にて
宇和島バス 歴史博物館前行

三瓶から卯之町方面への最終バスではあるが、終始乗客は自分だけだった。出発してすぐに三瓶高校の横を通ったので、学校がある日はけっこう利用者があるのだろう*1。そんな高校生が利用すると思われる公会堂前を通過すると、すぐに上り坂が始まってワインディングロードとなる。途中、人家も工場もないようなところに桜谷というバス停があったが、利用されたことはあるのだろうかと心配になるくらいに何もない場所だった*2


桜谷バス停付近

桜谷の次のバス停である上狭間は新三瓶トンネルを潜った先だ。三瓶側はトンネルまで相当高度を稼いだが、卯之町側はすぐに平地となる。田んぼの中のひたすらまっすぐな道を進み、踏切を渡ると国道56号に出て左折。バスはいったん西予市民病院まで行ってから、病院でUターンして卯之町を目指す。病院へ向かう際、対向車線が渋滞していたので「大変だなあ」なんて他人事のように眺めていたが、折り返しで見事に巻き込まれたりする。

このあたりの国道56号は遍路道にもなっているようで、暗くなりつつあるがまだ歩いている人も見えた。また、道路沿いにあるお店が用意した、歩き遍路の人向けの休憩所が複数あったりする。歩く人がいるおかげで、街も心なしか賑やかなように感じられた。

路傍にあるバス停を眺めているうち、どこのバス停も直接地面に「植樹」されていることに気づく。「植樹」というか、バス停が道路に埋め込まれているというのが適切な表現か。「植樹」タイプは市街地にあるバス停などではよく見かけるものだ。これに対し、あまり本数の多くないローカル線のバス停だと、土台部分がコンクリートやタイヤホイールでできている「鉢植え」タイプのものばかりだと思っていたが*3、この地ではどんな路線でも基本「植樹」タイプのバス停のようだ。以下で表示している上狭間バス停もそうだし、それ以降のバス停もすべて地面から生えていた。利用者がまったくいなそうな桜谷バス停でさえ地面に直接根を張っているように見える。

後日、四国逆回りのルートをストリートビューでさかのぼって調べてみると、せとうちバスでは「鉢植え」タイプが多くみられたが、伊予鉄バス以降は「植樹」タイプがほとんどになっていくことが分かった*4。場所柄、台風の影響を受けやすいからかなあ、なんて思ったが、南九州では「鉢植え」タイプが主流だったと記憶しているので、それだけが理由というわけではなさそうだ。このあたりはバス停というのはこういうもの、というような地域性なんだろうか。


上狭間バス停の「植樹」例

バスは卯之町駅を経由した後に卯之町営業所へ。こちらは三瓶とは雰囲気が異なり、立て直したばかりと思われる新しい営業所だった。途中渋滞に巻き込まれたにもかかわらず、バスは定時で到着。次は予定していたものよりも早いバスに乗れそうだ。

宇和島自動車卯之町営業所 外観
宇和島自動車 卯之町営業所


*1:三瓶発の1つ前の便は13時発なので、平日の終業時間に間に合うバスはこれが唯一だ。

*2:一応谷に降りていく道が分岐する場所にあるが、そちらの道を進んでも延々と続く山道の挙句に三瓶に降りていくだけだ。勝手な想像だが、この分岐の先が三瓶から続く旧道で、バスが新道経由になったときに旧道沿いの別の場所にあったバス停を新旧の道路が交わるこの位置に動かした、そんな説を唱えてみたい。

*3:地鉄バスで見慣れているせいだろう。以前、典型的なやつの写真を撮っている。

*4:もちろん例外もあるし、すべてを見回ったわけではないので、誤解している可能性もある。