2019.01.04-06 年末年始ふり~きっぷ40

2018~2019の年末年始ふり~きっぷの看板
富山駅前8番のりば*1

今年も年末年始ふり~きっぷを購入した。なので、今回の年末年始も地鉄バス路線を巡ってみたいと思う*2。ただ、昨年ほど時間を割けないのと、まだ乗っていない路線を中心に回りたいのとで、どうしても効率は悪くなりそうだが、こればかりは仕方のない話。結局すべてを乗り尽くせるわけではないので、マイペースで進めていく。

堀岡側から見た未明の新湊大橋
新湊大橋(堀岡側)

ということで、初日のスタートは新港東口だ。時間は6時30分、新湊大橋ばかりが明るいだけで、周囲はまだ暗いが、ここからの始発バスで開始する。

2019.01.04[Fri]
新港東口06:55→富山駅前07:41
富山地方鉄道 [91]布目・石坂経由新港東口線(五福・赤十字病院)、¥800(720)、18.9km

新港東口にて
91系統富山駅前行

新港東口からの地鉄バスは通常14系統のバスとなるが、朝の数本のみ*391系統、すなわち石坂経由での運行となる。これは約40年前に廃止された鉄道線「射水線」のルートをほぼたどる路線で*4、今でも朝の上りのみ残っている*5。以前は廃線跡に作られたバス専用道を走るなどという「アトラクション」もあって、非常に魅力的な路線だったが、随分前にそれもなくなり、今では片方向しなくてちょっと変わったルートを走るバス、といった感じになっている。

バスを待っていると、越の潟からの県営渡船の始発便が到着する。数名が下船するも、バスを待つようなそぶりの人はない。それに前後して射水市きときとバスの小杉駅行も出て行ったが、こちらには乗客すらいなかった。乗車予定のバスが到着し、こちらも新港東口からの乗客は自分だけかと思っていると、他に2人が乗車してきてちょっとほっとする。時間になっても発車しないので外を見ると、どうやら越の潟からのフェリーの到着を待っているようだったが、あいにく乗り継ぐ利用者はなく、バスは乗客3人で出発する。

これまでも何回か新港東口行のバスを利用したことはあるが、どれも日中だったせいか四方口から新港東口までの乗降はいつも皆無だった*6。さすがに今回は通勤時間帯ということもあってぽつぽつと乗客があり、四方口までで計12人が乗車し、14系統のバスと同じ経路をたどる八町口まででもさらに6人増え、座席はほぼ埋まるようになる。思ったよりも盛況だ。

八町口からは国道8号へ左折し、14系統のルートから90系統のルートへと転進する。住吉内山邸口から先、畑中*7までの区間は、かつてならバス専用道を進んだところだが、今は通常の90系統ルートを進む。石坂新付近で旧バス専用道を見ると工事をしているようだったが、この工事は道幅を広げるためなのか、それとも撤去するためなのか。気にはなったが、さすがに乗車中のバスからは判別できなかった。

五福新町水墨美術館前五福の各バス停は、本系統専用のバス停、つまりは朝の上りのみ停車するバス停だが、いずれのバス停でも乗降客があった。帰りは近隣にある別のバス停を利用するのだろうが、夕方に逆方向の便があってもよさそうに思える。

五福末広町からは系統番号10番台のルートで富山駅へ。丸の内富山市役所前で計10人が降車し、富山駅まで乗ったのは6人。ただの想像でしかないが、公務員の利用が多いバスと見た。この時間帯の上りはどの路線もそういうものなのかもしれないが。

富山駅前で待機するバスとタクシー
富山駅前 7時50分

バスを降りて空を見上げると、青いところが見える。天気予報でも好天予想だったので、冬の北陸では珍しい、気持ちの良い一日になりそうだ。


*1:ちなみに昨年の看板は「2018.01.02-07 年末年始ふり~きっぷ1」で触れている。

*2:なお、「地鉄バスに乗る」の経緯は「富山地方鉄道「年末年始ふり~きっぷ」」を参照。

*3:平日は3本、休日は2本。

*4:ただし平日の1本のみ、田刈屋南口より神通大橋を渡る系統番号90番台のルートを進むので、かつての新富山(今で言う五福末広町)までは行かない。

*5:他に四方神明町発などのバスで同様のルートをたどるものもある。

*6:昨年乗ったときの記事「2018.01.02-07 年末年始ふり~きっぷ20」でも同じようなことを書いている。

*7:90系統が立寄るバス停で、今回乗車したバスは経由しないが、バス専用道時代は畑中を経由して神通川の土手を進んでいた記憶がある。