2018.10.18-21 南から北へ114

桑名駅前にて
三重交通 長島温泉行臨時便

名駅バス停には1つだけ、若者だけが並ぶ、長い行列ができているものがあった。並んでいるのは40人ほど、これはナガシマスパーランドへ向かう列だと直感して、とにかく並んでおく。しばらく待つと、「臨時」と書かれたバスが到着して、それに人が吸い込まれていく。臨時ということは直行かも、と思い乗車直前に確認すると、案の定その通りとのことで、長島温泉以外が目的地の人は乗車の流れから弾かれて新たに作られた別の列に並ばされる。品質チェックで除かれた不適合品みたいな気分になる。

ある程度席が埋まると、臨時便は出発していった。どうも列が長くなるたびに随時臨時便を出しているようだ。ナガシマスパーランド、思っていた以上の集客力だ*1。臨時便がいなくなるとすぐに定期のバスがやってきた。こちらの列もすでに長くなっている。

2018.10.20[Sat]
名駅前10:45→伊曽島10:59~長島温泉(行)
三重交通 [53]、¥310、4.9km

桑名駅前にて
三重交通 長島温泉行

本日2回目、通算で8回目となる三重交通が運行するバスに乗車する。会社別の利用回数でみると今まで7回が最大だったので*2、現時点で「南から北へ」の中では一番お世話になったバス会社と言える。三重交通のバスのまま名古屋まで行きたいところだが、三重交通が運行する名古屋~桑名間は桑名方面行のみの運行なので、桑名側からは利用できない*3。非常に残念だが仕方がない、歩いたりコミュニティバスに乗ったりで繋いでいく。

乗客は名駅で17人、すでに立ち客も出ている。直行便ではないため、途中のバス停でも利用者を丹念に拾い、三交桑名を出るころには28人にもなっていた。ナガシマスパーすごすぎ。ただ、こちらは次の伊曽島で途中下車する。ここからは歩いて進む。

2018.10.20[Sat]
伊曽島…上松永/徒歩、2.3km

出かける前に書いたルート検討記事にて、「本気で調べれば自治体のコミュニティバスなどでつながるルートがあるかもしれない」なんてお気楽なことを書いていたが、結局それを見出すことができなかった、ゆえに徒歩で抜ける。このあたりは川が南北方向に流れ、その川を境界とする自治体が多いため、自治体内、すなわち南北の移動は容易だが、川を横断するレベルでの東西の移動手段がないところが多い。ということで、木曽川の横断が徒歩となった次第だ。

木曽川越えには木曽川大橋を使用した、といっても先ほどバスで渡ってきた揖斐長良大橋から続く国道23号なので当たり前と言えば当たり前だが。天気は良いが、風が冷たい。伊曽島バス停のあった上流側の歩道をそのまま進んだが、大きなトラックやダンプが追い越していくと橋が揺れて少々怖い。逆側を歩けば次来る車が分かるので良かったかも、なんて思ってるうちに橋は終了。しばらく進んだ先にあった「旅館鍋田川」の看板のところにある扉を開けて名四国道から降りる。

上松永への降り口付近には「旅館鍋田川」の看板がある
上松永への降り口

扉の先には階段があって、降りた先の道で国道を潜るとバスが待っていた*4。上松永へは30分ほどで到着したが、伊曽島到着と上松永発車の時間差は38分*5、徒歩接続を考慮しているのかと思うくらい乗り継ぎの便はいい。


*1:そもそも、名古屋からは直行する高速バスがあるので、桑名でバスに乗り継ぐのは三重方面からの人ばかりのはず。それでもこのように臨時便で捌いているということは想定外だった。

*2:西鉄バス宮崎交通

*3:国道1号を走る名古屋桑名線と国道23号経由の名四長島線の2系統があるが、どちらも名古屋発しかない。

*4:なので、Google マイマップで提示したルートとは若干異なる。また、バス停付近の道路はストリートビューの撮影がない場所だ。Google に忘れられた町、って書くとちょっとかっこいいかも。

*5:時刻表ベースでの比較。実際の伊曽島到着は2分遅れだった。