道の駅から敷津のバス停に戻る。バス停に面した生垣に生えている木*1を見やると、大量のミノムシがぶら下がっていることに気づく。数えてはいないが、おそらく数十はあったように記憶している。もはやミノムシではなく、その木が実らせた種子のようにも見える。以前、天敵のせいでミノムシが激減しているというニュースを見た覚えがあるが、御杖村ではそんな天敵が少ないのかもしれない。
ミノムシが実った木
2018.10.19[Fri]
飯垣内(発)~敷津08:19→伊勢奥津駅前08:31~津市家庭医療クリニック北(行)
津市美杉地域コミュニティバス 逢坂・飼坂ルート、¥300、6.1km
約1時間のインターバルの後に乗るのは、津市のコミュニティバスだ。バス停で待っていると、ずいぶん手前にバスが停車したので少々慌てるが、降車した乗客の都合でそうしたらしく、すぐにバス停までやってきた。よって敷津までの乗客はいたことになるが、車内に客の姿はなく、また自分が降車するまでまで他に乗車してくる人はいなかった。
もともと、敷津は奈良県であるため、津市のコミュニティバスは通過していたようだが、最近になって停車するようになった模様。おかげで奥津方面へは三重交通のバスを使わずに抜けることができる*2。ルートは県境付近のみ昔ながらの道をたどったが、それ以外は国道368号で進む。もっとも、その国道も未改良の区間があったので、狭い道を抜ける部分もいくらかあった。が、そんな道ばかり走ってきたため慣れてきたせいか、またバスがワンボックス車ということもあるのだろうけど、昨日ほどの驚きや感動はない。
県境には「お気をつけてお帰りください。これより三重県です。」のゲートがあった。振り返ると「ここから御杖村です。安全運転で御願いします。」とあるので、御杖村が造ったものだろう。この区間は新道ができているため、観光客がここを抜けることはほとんどないと思うので、ちょっとわびしさを感じる。
奈良・三重県境のゲート
10分ちょっとの乗車で奥津に到着する。1時間待って10分の乗車だったが、次のバスもほぼ1時間後だ。今日の午前中はずっとこんな感じで進んでいく。天気が良いことだけが幸いだ。