2018.06.23-25 南から北へ82

2018.06.24[Sun]
有馬温泉(発)~下山口08:40→宝塚09:20
阪急バス[75]、¥510、12.9km

下山口にて
阪急バス 宝塚行

バスはすぐやってきた。下山口からの乗客は2人で、すでに3人が乗車しているバスに乗り込む。途中のバス停にはぽつりぽつりと待ち人がいて、都度バスに吸い込まれていく。先ほどのバスもそうだったが、阪急バスは余裕時間を多めに見ているようで、いくつかのバス停では時間調整のための小休止があった。到着が遅くなるデメリットもあるが、想定時間通りに目的地へ到着するメリットがあるので、個人的にはこちらの方が嬉しい。

バスの進むルートは、国道176号を先ほどのバスの続きといった風情でたどり、終点は宝塚だ。この国道176号赤坂峠のあたりから道幅が狭くなり、急なヘアピンカーブを使って高度を下げていくようになる。そんな山岳路線さながらなルートでも、大阪に近いからか急斜面に住宅が立ち並んでいたりもする。三田までののどかさはすでになく、都会の周縁に近づいてきたことを教えてくれる。

ほとんどの乗客がJR西宮名塩で下車するが、目的地が宝塚の人などはそのまま乗り続けているようだ。途中、髪の毛をお団子にした小学生が断続的に乗ってきた。バレエ教室とかだろうか、宝塚だしそんな感じだよなあ、なんて偏見丸出しで乗客を観察したりもする。

終点が近づくと、運賃表の液晶画面に宝塚からの電車の乗り換え案内が表示される*1。運賃表自体は地鉄バスと同じタイプだったので親しみがあったが、そんな機能があったということにちょっと驚いた。さすがにある程度の定時運行ができないと、こんなことできないよなあなんて思ったりもしたが*2、そもそも地鉄バス利用者がバスから地鉄電車に乗り換えるなんて需要がどれだけあるかを考え、富山で採用される見込みがほとんどないことに気づく*3

バスはほぼ時間通りに宝塚へ到着。次のバス乗り場を見るとすでにバスが待っているが、この先はあまり急ぐ必要はない。駅構内を散歩しながらトイレで用を足し、のんびりと次のバス停へ向かった。


*1:無論、阪急電車のみだ。

*2:ただし、現在時刻の表示もあったので、遅れていれば遅れたなりの乗り換え案内をするようだ。

*3:需要があるとすれば南富山駅での市電への乗換くらいだろう。