2018.06.23-25 南から北へ79

2018.06.23[Sat]
姫路駅(北口)17:30→社営業所18:42
神姫バス [71]、¥1,140、32.2km

姫路駅北口にて
神姫バス 社営業所行

どうでもいい話だが、姫路駅の北口はバスやタクシー以外進入できなくなっており、Google Mapでもそれを忠実に再現している。それはそれで当たり前だとは思うけど、おかげでマイマップでのルート設定を「車」でやろうとするとうまくいかない。結局「歩き」でルートを描いたが、そうすると姫路駅周辺が歩道に導かれてしまう。マイマップはバスルートを表現する目的で作られてはいないので、いろいろと面倒だ。

さて、梅雨時期ということで、この時期の旅行はどうしても雨にたたられることが多くなるが、唯一無二のメリットとして「日が長い」という点がある。秋冬期では17時以降になるともう暗くなってしまう。そんなメリットを生かし、今日はもう少し先まで進む。

姫路駅では14人の乗車があったが、乗り込む客がいたのはここだけで、以降は減る一方。集客力の大きいターミナルから出発する路線バスに良くありがちなパターンだ。ただ、終点まで乗り通した人が自分以外にもいたように*1、長距離の利用者もそこそこあった。長い区間でも利用されているのならしばらくは安泰な路線かもしれない。

駅から姫路城周辺にかけては道幅も広くゆったりしているが、城の東側へ出ると城下町らしい狭い道を進むようになる。実はこの路線、15年くらい前だが利用したことがあり、その時は福知山線相野駅から清水、社を経て姫路駅へのルートをたどった。当時は西国霊場巡りをしていて、ちょうど25番の播州清水寺から26番の一乗寺、27番の圓教寺をまわるのに便利なバス、ということで神姫バスを利用した覚えがある。当時の記憶はほとんどないが、清水から社へのバスで通った上鴨川の狭小区間が唯一とても印象に残っている*2。バスの面白さに気づいた路線ということになるが、清水~社間はすでに廃止されてしまっているようで、ちょっと残念ではある。

社 運行系統図
社営業所にあった運行系統図/清水行が消されている

祭りのせいか、姫路駅を出てしばらくは遅れ気味で運行していたが、姫路を離れるにつれてほぼ時間通りの運行となる。加西市に入ると黒い板塀の家が増えてきて、加東市でも昔からある集落などは同様の傾向だ。合わせて丸い窓のついた蔵が併設されていたりもする。この辺の家といえば、一昔前まではこのスタイルだったんだろう。

夕闇迫る社営業所
神姫バス 社営業所

社営業所にはほぼ定刻で到着。さすがに営業所は見覚えがある。「南から北へ」のルートはいったんここで終了だが、宿へ向かうためにもう1本だけバスに乗る。

2018.06.23[Sat]
三ノ宮バスターミナル(発)~社営業所18:56→北野19:01~西脇営業所行(行)
神姫バス、¥210、2.3km

社営業所にて
神姫バス 西脇営業所行

宿泊先は滝野社インターチェンジ付近にあるので、そこまでバスで移動する。社と西脇の間は三ノ宮を発着する高速バスが路線バス需要へも対応しているようで*3、やってきたバスもそんな仕様だ。乗客は4~5人といったところで、おそらく皆さん西脇まで行くのだろう。

滝野社ICは上中バス停と北野バス停のちょうど真ん中あたりにあるので、どちらで降りるか迷っていたが、気づいたときには上中を通過した後だったので、北野で下車して宿へ向かう。インターチェンジ近くの宿ということである程度想像がついていたが、出自が明らかにラブホだった。似たような宿には以前も泊まったことがあるが、一人で泊まるにしては妙に部屋が広く、(それ以外の理由もあるとは思うけど)どうも落ち着かない。ベッドなどの設備は「ビジネス調」にはなっているが、入り口付近にお金のやり取りを行ったであろう小窓があったりと、一昔前の景色が浮かぶようだ。

テーブルやソファーも一式部屋にあったので、至近にあったスーパーで酒やつまみを買いそろえ、部屋で飲み潰れることにする。下関以来の「スーパーの夕餉」だ。これはけっこう楽しい半面、たいてい惣菜を買いすぎて翌日困るパターンになりがち。案の定、翌朝テーブルの上に食べ散らかされた残飯を見て、何とも言えない気分になる*4


*1:通しで乗ったのは自分を入れて3人だった。

*2:たしかここだった。

*3:正確に言えば、三木~西脇間がそんな扱いのようだ。

*4:朝食としてちゃんと残さずいただきました。