新倉敷、といっても倉敷の中心部へは距離があり、昔の自治体名でいうなら新倉敷は玉島市の域内にある。幸い、新倉敷駅からも倉敷駅からも路線バスが出ている学校があったので、そこを経由して倉敷駅を目指す。
2018.05.02[Wed]
新倉敷駅前16:30→倉敷芸科大学16:42
両備バス、¥260、5.0km
両備バス 倉敷芸科大学行
時刻表によると「休校日運休」と書いてあるが、バスがやってきたので今日学校はやっているようだ。もちろん、これから乗るバスは夕方の学校行なので、利用者は極小、自分を入れて2人だけだ。乗車直後、さっそく運転士にHareca購入の旨告げると、広電バスのときとは異なって*1、丁寧な説明とさらに冊子まで渡される。ピッとするだけの、このご時勢どこでも使われているICカードなのに、両備バスはえらく丁寧だ。
車体は広電バス以来の大きめのノンステップバスだ。広電バスほどではないが、シートの背もたれもしっかりしたものとなっている。興味深かったのは運賃表の整理券番号が漢数字「六」「九」となっていた点。どちらかの数字をなくすとか、片方の数字にアンダーラインを引くとかは見たことあるが、両方とも漢字表記にする、さらに運賃表にも漢字で書く、というのは徹底している*2。大きなバス会社はそこかしこにこだわりが感じられていい。
時間帯のせいもあって、バスは動き出したばかりで信号渋滞につかまり、国道2号を横断するのに何回か信号待ちとなる。すると、運転士による行き先や注意点などのアナウンスが始まった。まるで電車の車掌のようだ。個人的にはそこまでやらんでも、とは思うが、以降に乗った両備バスすべてで実践されていたので、両備バスユーザにとっては当たり前なのかもしれない。
様々な対応に驚いているうちに、バスは高梁川を渡って倉敷芸科大学への坂道へと入っていく。唯一の乗客は終点一つ手前の霞ヶ丘小学校入口で下車し*3、学校まで行くのは自分だけだ。下校時間帯とかぶって、山の下りは混んでいるかなあと考えていると、終点。ただし、バス停で待っていたのは1人きりだった。その待ち人を乗せて折り返しの新倉敷駅前行は出ていき、雨の降る中、1人きりでバスを待つことになる。……絶対これ休校日だ。