2018.04.29-05.03 南から北へ63

2018.05.02[Wed]
寄島総合支所15:35→新倉敷駅前16:18
井笠バス、¥660、16.9km

寄島総合支所にて
井笠バス 新倉敷駅前行

小1時間ほど寄島図書館で暇をつぶしたのち、バス停へ。もちろん待ち人は自分だけ。ほどなくやってきたバスは少々古めかしいタイプで、床が板張りのやつだった。確か加越能バスで最近乗ったような気もするが、最近はあまり見かけないと思うので写真を撮っておく。後部ドアが後輪の後ろにあるタイプのバスも最近はあまり見ないようになったが、富山では前述の加越能バスでも地鉄バスでもたまに見かけるので、個人的にはそれほど珍しさを感じない。

当初は後部ドア直後が定位置ということで、最後列に座ったが、非常口があるせいで海側の眺めが芳しくなく、中ほどに移動した。すると運転士、「やかましいかもしれませんけど、車が古いだけですから」と解説してくれる。どうやらエンジン音が気になって移動したと思ったようだ。まあ、確かにちょっと騒々しかったのは事実だが。

井笠バス社内
板張りの床

寄島の市街地を抜けるとすぐに浅口市から倉敷市となる。この境界付近に「内海展望台」というのがあって、数年前この辺を車で通ったことをふいに思い出す。以前も書いたように、大久野島*1や真鍋島*2を巡るため、数年前に車でこの道を抜けたことがあるが*3、その際この内海展望台に猫がいたので、しばらくかまって遊んでいた。……そのことを思い出したので、帰ってからStreet Viewを見てみると、その時の猫が写っているではないか。今回通過時には猫の姿を拝むことは叶わなかったが、まだ元気でいることを祈りたい。

4年前に撮影した猫3匹
内海展望台に住みついていた猫(2014年6月)


Street Viewで確認できる猫たち(2014年1月)

閑話休題

ちなみに上記地点付近のStreet Viewで古いのを漁ると、井笠鉄道時代の塗装で走るバスが確認できる。話を戻すついでに貼っておこう。


内海展望台付近を走る井笠鉄道バス(2011年2月)

倉敷市に入った直後の不動寺*4で小学生が3名乗車し、岩谷まで利用した。運転士と話をしていたことから、下校時にいつも利用しているバスのようだ。不動寺から岩谷への道は道幅も狭く歩道もないところだったので、距離的にはさほどでないにしてもバス利用は仕方ないと思う。子供たちが下車する際、運転士が「連休中ケガせんようにな」と声をかけていた。なんかいい雰囲気だ。

岩谷以降は一人ぼっちに戻ったが、沙美野路*5で乗客があり、以降はぽつりぽつりと乗客が増えていく。ただ、乗ってくるのは男性ばかりで、女性が乗ってこないのが気になる。時間帯的に飲みに出かける人たちなのかもしれないが、乗客5人、運転士を加えると6人が男性という、ちょっとむさ苦しい車内で新倉敷駅を目指すこととなる。

玉島協同病院を経由して玉島の中心部を抜けると、すぐに新倉敷駅、終点だ。寄島で待っているときは傘がいらなかったのに、こちらでは強めの雨となっている。むさ苦しい衆は下車し、代わりに学校帰りの高校生など女性中心の乗客に入れ替わり、すぐに寄島を目指して走り去っていった*6

天候のせいかだんだんと暗くなってきているが、まだあと2本ほどバスに乗る予定だ。次のバスが出る乗り場へ移動し、雨に濡れにくい位置にあるベンチに腰かけてバスを待った。

新倉敷駅前にて
新倉敷駅前到着直後の井笠バス


*1:ウサギがたくさんいるので有名なところ。

*2:猫がたくさんいる島。

*3:なお、そのときは寄島から海岸沿いに笠岡へ向かったので、乗時は通っていない。

*4:たしか車内放送やバス停名は「不動寺前」だった記憶があるが、井笠バスカンパニーの路線図では「不動寺」になっているのでそちらに従う。ちなみにStreet Viewでは、こちらの記憶どおり「不動寺前」になっている。

*5:「さみのろ」と読む。余談だが、井笠バスカンパニーの路線バスマップ[pdf]は読みにくそうなバス停名にルビが振ってあったり、各地域に自社以外の路線があった場合はその問い合わせ先を書いたりと、わりと親切で見やすい路線図だ。

*6:時刻表を見ると、新倉敷到着16:18~出発16:20となっている。乗時のときもそうだったが、井笠バスは折り返しのインターバルが短めのようだ。