2018.04.29-05.03 南から北へ59

2018.05.02[Wed]
尾道駅前10:35→福山駅前11:22
トモテツバス、¥740、21.5km

尾道駅前にて
トモテツバス 福山駅前行

ずいぶんと待ちくたびれたが、出発10分ほど前にバスはやってきた。運転士は女性、これは太宰府で乗ったバス以来だ*1。雨はだんだん強くなってきているが、まだ霧雨と雨の中間くらい。今日は今回ほぼ唯一となる歩きの区間*2があるので、雨のピークがそこに当たらないことを祈るのみだが、朝見たニュースの予報ではジャストタイミングだった気がする。あまりいい気分のしないジャストタイミングだ。

尾道駅からの乗客は数名。発車直前に乗ってきた家族連れが「おのみちフリーパス*3片手に乗り込んできて、あっちゃーな気分に(なぜかこっちが)なる。家族連れはこれからロープウェイに乗るらしく、子供は車内でウッキウキだ。長江口で降車した際、予想通り運転士に指摘されて運賃を払っていた。降りる際「失敗したー」とおっしゃっていたが、トモテツバスが尾道駅へ乗り入れるのは3本しかなく、それに乗るという運を引くなんてむしろついているようにも思えるのだが、理解はされないだろう。

尾道駅からの乗客は末広大橋までですべて下車し、しばしの一人旅。松永を過ぎても乗客はなく、見慣れたロードサイドショップの看板が並ぶ中を順調に進む。しばらくは乗客1人のままだったが、運転免許センター前で7人を乗せたことで、車内は一気に賑やかに。それほど乗降もなく道も流れていたので、到着時間から逆算するとそろそろ福山駅かなあと思っていると、近大付属高校中学校前バス停に到着。ここでも数人を乗せて出発したが、そのとき駅の電光掲示板のようなバスロケーションシステムがバス停奥にあるのに気づき、さらにそこには「9分遅れ」と表示されていて事態は一変する。


近大付属高校中学校前バス停(バス停左の電光掲示がバスロケーションシステム)

定刻なら乗り換え時間は13分、計画したときはちょっと乗り継ぎ厳しいかなあ、でも何とかなるだろう、くらいの予感はあったが、それが現実になるとちょっとどころか本当にドキドキする。あといくつバス停があるかも把握していない中、芦田川を渡って福山市街地へ。まだ間に合う、間に合うけどもっと早く着いてくれと願い、信号停車中に一番前の座席へ移動したりもする。しばらく道幅の広い道を進んだが、やがて左折し駅が見えてきた。福山駅には11:31に到着、何とか9分遅れのまま着いてくれた。もちろん、一番降りだ。


*1:富山では割と見かけるが、これまで通過してきた地域ではあまり見ない。たぶん富山が特殊なんだろう。

*2:山口~広島県境も歩いて越えてはいるが、対岸のバス停に移動した程度なので、さすがに数には入らないだろう。

*3:おのみちバスでしかフリーにならないやつだ。