2018.01.02-07 年末年始ふり~きっぷ37

富山駅へ戻るとヘリコプターが飛んでいる。出初式も佳境に入ってきたようだ。これから乗るバスは通行止めが解除になっている時間帯になるので、何をやっていたかちょっと見えるかもしれない。

2018.01.07[Sun]
富山駅前⑤09:55→富山国際大学10:34
富山地方鉄道 [43]富山国際大学線、¥690(620)、15.4km

富山駅前にて
43系統 富山国際大学

バスは先ほど乗った辰尾団地行と同色の43系統、同じ5番のりばから出発する。富山市役所前は平常通りのバス停を通過したが、周辺には消防団と思われる人たちがたくさんうろうろしている。また、ちょうど松川では一斉放水を行っていた。寒いのに大変だ。

辰尾団地行とは異なってバスは市民病院には入らず、富山市民病院口から南富山駅へと向かう。富山駅からは自分以外に1人の乗車があったが、星井町一丁目で降車してしまった。このまま一人旅かと思ったが、南富山駅上堀駅前で乗車がある。このあたりは鉄道の不二越・上滝線と並走しているが、前の電車が1時間以上前ということもあり、ともに電車からの乗り継ぎではないだろう*1。ちなみに南富山駅から乗車した方は開発駅前*2で降りていった。鉄道の時刻表を見ると、ほぼ同じ時間帯*3に両方とも運行されているが、その人はなぜバスを選んだのか理由が気になる。運賃は鉄道310円に対してバスは300円と微々たる違いなので、乗降する場所が出発地や目的地に便利だったから、くらいの理由と思われる。

開発駅前を過ぎると不二越・上滝線からは離れていき、月岡に入っていく。といっても、このバスは月岡団地の方は経由せず、まっすぐ福沢方面を目指すタイプのやつだ。この辺りまでくると、残っている雪の量も多い。さすがに道路はほぼ除雪されているが、歩道は雪の山のようになっているところも見受けられる。富山国際大学で降車後しばらく歩くことになるが、歩道の除雪の状況が心配だ。もっとも、歩く道は交通量が多そうな道ではないので、車道を歩けば何とかなりそうだと思う。というか、大丈夫だと信じたい。

東福沢三区の先で左に折れ、くねくねと進んだのちに丘の上にある富山国際大学へ。上堀駅前で乗った方と一緒に降りる。富山国際大学では想定通り自衛隊のコマーシャルが流れたが、この路線では合計5か所のバス停で同じ案内があった。41系統の乗車により既知であった太郎丸一区および南富山駅に加えて、布市片山学園前、そしてこの富山国際大学だ。自衛隊も頑張っているが、地鉄も頑張って広告を取ってきているとも思う。

2018.01.07[Sun]
富山国際大学…上滝/徒歩、3.5km

以降、2時間ほどバスから離れることになる。まずは歩きで上滝駅へ。距離は結構あるが、基本は下りなので楽だ。何せ天気が良いので、歩いていて気持ちが良い。国際大学から熊野川の岸に降りるまでの道が除雪されてないのではと心配していたが、歩道はともかく車道はきれいにアスファルトが見えていたので、そこを歩いていく。熊野川まで通った車はわずか1台、あと杖を持ったおじいちゃんが坂を登って行っただけ。……後者はちょっと心配だったが、天気が良いので何事もないだろう。

熊野川沿いに降りると、南側に山があるため一部の路面に雪が残り、少々歩きにくくなる。ただ熊野川を渡るころには路面の雪もなくなり、特に苦労せず上滝駅へと到着する。歩いているときに気になったのは、空き家がいくつか見られたこと。季節柄というか、使われていない家は除雪されていないので、玄関付近を見れば一目瞭然だ。これまであまり気にしてなかったが、一軒家が余っている実情がそれほど山深いわけでもない上滝でも垣間見えたのは意外だった。

2018.01.07[Sun]
上滝11:18→小杉11:30 不二越・上滝線
富山地方鉄道、¥410(370)

上滝からは地鉄電車で小杉へ。上滝では8人ほどで電車待ち、思っていたより利用者は多い。電車に乗ると立派なカメラを持った方がふり~きっぷを片手に談笑中だった。鉄道ファンの間ではこのきっぷの利用がずいぶん浸透しているようだ。

電車は電鉄富山に向けて下っていく。富山平野なんて言うが、上滝あたりから見ると明らかに水平ではなく坂になっている。さすがに海は見えないが、椅子から立てば見えるんじゃないかという気もする。月岡で対向列車と行き違いをしたのち、先ほどバスで通った道の横を進んで、小杉駅へ。下車は自分だけだったが、富山南高校の生徒が走ってきて乗ろうとしているので、狭いホームでしばらく待ってみる。無事間に合い、というか明らかに電車が高校生の乗車を待っていた感じで富山方向へ発車していった。

2018.01.07[Sun]
小杉…国立高専/徒歩、1.7km

小杉からも歩く。後々考えたら、1つ手前の布市で降りた方が近かったようだが、大した違いではないだろう*4。道は富山南高校の横を抜けて北陸自動車道の側道へと進む。高校ではすでに部活動が始まっており、グラウンドは賑やかで正月ではない雰囲気だ。

時間が時間なだけに、もし食事できるところがあればと思いながら歩くが、住宅街を進む以上適当な店はない。富山高専の周辺も眺めたが、店すらなさそうだ。あまり期待はしていなかったので、食事は富山駅まで持ち越すことにし、国立高専前のバス停で日向ぼっこをしながら、次のバスを待った。


*1:ただし、前者については、市電からの乗り継ぎの可能性ならありそうだ。

*2:「開発」は「かいほつ」と読む。

*3:電車は南富山10:14→開発10:23、バスは南富山駅前10:10→開発駅前10:21。

*4:むしろホームが東側にある小杉駅の方が、線路を越えずに済む分良かったのかもしれない。