2018.01.02-07 年末年始ふり~きっぷ9

2018.01.02[Tue]
赤十字病院15:15→富山駅前⑤→猪谷16:28
富山地方鉄道 [31]赤十字病院~猪谷線、¥1,250(1,130)、30.3km

赤十字病院にて
31系統 猪谷行

本日最後のバスだ。高速・特急バスを除くと、2018年の地鉄バスでは最長の路線である猪谷行に乗車する。写真では行先表示が単色LEDとなっているが、系統番号30番台の本来のカラーは緑地に白文字となっている。この系統は富山駅からまっすぐ南下する路線だ。

赤十字病院に隣接して西部営業所*1があるので、バスは時間ぎりぎりにやってきた。自分を含めて2人が乗車、前日の記事のとおりのルートでまずは富山駅へ向かう。富山駅では10人が乗車、総曲輪ではさらに6人が乗車し、車内は混んでくる。系統番号30番台は、今の地鉄バスの中では一番利用者が多そうだ*2

バスは小雨の中、国道41号線を南下する。掛尾富山南警察署前で若干の乗車はあったが、順調に乗客は減っていく。田村町にて最後の2人が降車し、とうとう乗客は自分だけになる。このまま猪谷まで1人か……と思っていると、笹津で1人乗客があり、その後は増減なく猪谷へ。笹津から猪谷へは高山線でも行けるが、ちょうど運行のない時間帯だったのでバスを利用したのかもしれない。ちなみに笹津猪谷間は鉄道だと¥240、バスだと¥600だ。

猪谷駅正面
猪谷駅

地鉄猪谷バス停は国道41号沿いにあって、猪谷駅とは少し離れている。猪谷バス停近くの信号を曲がり、駅前通りの坂を上って猪谷駅へたどり着くと、こちらには濃飛バスのバス停があった。神岡行の各停便はこちらから出ているらしい*3。時刻表を見ると、休日は午前中のみの運転、お盆と年末年始(行った日は年始だ)は全便運休だった。いつか乗ってみたいが、乗りにくそうな感じだ。

猪谷駅にて
猪谷駅 濃飛バス時刻表

2018.01.02[Tue]
猪谷…猪谷駅/徒歩、0.2km

2018.01.02[Tue]
猪谷17:18→富山18:18 高山線
JR西日本、¥670

猪谷からは高山線で富山へ戻るつもりだ。待ち時間は40分ほど、おそらく先ほどのバスの折り返しで帰った方が早くて安いだろうが、最初に決めたルールに則って別ルートを使用する。ちなみに猪谷まで乗ったバスは富山駅15時30分発だったので猪谷まで58分、これから乗る高山線は富山までちょうど1時間だ。鉄道は八尾を回っていくので時間がかかるということなのだろうが、何か腑に落ちないものがある*4

駅で時刻表を見ていると、高山方面からの列車との接続もあるらしいことが分かった。座れないのは困るなあと待合室で暖を取っていると、先に高山からの列車が到着。15人ほどだったので、このまま暖を取り続けることにした。ほとんどが青春18きっぷ利用者のようで、これじゃローカル線は儲からんなあ、と思いもするが、自分も同じようなきっぷでバスに乗っていることに気づき、所詮同類だと悟る。

やがて富山からの列車も到着したので、暗くなったホームへ。座席にはありつけたが、車両の端っこに陣取ったせいか寒い。18きっぷユーザは都市部の方ばかりなのか、皆さん出入りするときに扉を開けっぱなしなのも寒さの一因。割と着込んでいるので震えるほどではないが、人が乗降*5するたびにドアを閉めに行くのが煩わしいことこの上ない。

2両のディーゼルカーは雪景色の中をのんびりと、それでもバスよりはずいぶん速いスピードで富山を目指す。6時過ぎに富山に着くと、すでに真っ暗だ。さすがにこれ以上はバスに乗る気も起きない。予定通り帰宅して翌日に備えることにした。


*1:wikipedia:富山地方鉄道によれば今はそう呼ばないらしいが、「せ」(西部営業所)と「と」(東部営業所)の文字は今でも車体に入っている。ちなみに今回乗った猪谷行は「や」(八尾営業所)だった。

*2:実際、沿線にある最勝寺バス停の平日7時台の富山駅前は時間当たり8本もある。

*3:wikipedia:神岡鉄道神岡線をみると、神岡線廃止後、猪谷駅と神岡町を直接結ぶ列車代行バスは設定されていないなんてさらっと書かれていて、ちょっとびっくりした。代替交通手段は鉄道廃止前からあったはずで、それ故に設定されなかったと記憶しているが、それをこう表現するのかと驚いた次第。

*4:実際は3か所で対向列車の待ち合わせがあったため、1時間となったようだ。早い普通列車だと富山まで48分となっている。

*5:というか、始発駅なのになんで同じ人が何度も降りるのか。不思議すぎる。