2017.06.22-25 approach5

雨の中ほぼ定刻でホテル佐多岬へ到着。これで本日の行程は完了。ホテルは明るくきれいだが、人気がなくさみしさが漂っている。どうも自分を含めて3~4グループしか泊っていないような感じがする。梅雨の時期の木曜日だとこんなものなのか。

風呂はホテルの最上階、眺めの良いところにあるが、あいにくの荒天と朝風呂はないそうなので、朝日を眺めながらの入浴はできない。湯船は3分の1ほどが埋め立てられているような作りだったり、サウナ室も倉庫化してたりと、往時の夢の跡みたいなものがそこかしこに。

夕食は食堂で。食べきれない量、というほどではないが、そこそこの量が出る。酒は最初から焼酎で頼んでしまう。酒も旨いし、食事も美味だ。フグのてんぷらと赤貝の刺身が非常に良かった。

別テーブルの酒盛り中の会話から「九州のカレーは基本甘口」なんて話を耳にする。どうなんだろうか。刺身の醤油は確かに甘かったが、本当のところはどうなんだろうか。

翌日も雨。朝食は自分用以外に用意がない。頼んだのが逆に悪いことをしたような気持ちになる。

食事後ロビーでバスを待っていると、一角に様々な人たちの日本縦断記録がそれぞれ大きな紙に書かれていた。似たようなことをこれから始めるわけだが、そのせいか勝手に妙な恥ずかしさを感じてしまう。ちなみに書かれているものは自転車や徒歩の日本縦断記録がほとんどで、大学生か定年退職以降の年齢の、それも男性ばかりであった。書かれた文字から達成感がほとばしるようで、毒気に当てられたような気分になる。

ホテル佐多岬
ホテル佐多岬